74話
本当に長い一日だった。そして、電話が来た。
バイト先からだ。今日は俺は休みにして欲しいようだ。勿論断る必要もなく、okした。一応理由を聞いたが、何も答えてくれなかった。もしかしたら委員長がバイト先に俺のことを何か言ったのだろうか・・・
はぁ、もしそうなら今後の対応で分かるか。
後輩の俺が主張しても信頼されにくいだろうし、私情挟んで困らせたくないしなぁ
「はぁー」そっちも安息から耐える場所に変わるのかな
修学旅行・・・行けたら行きたかったなぁ。普通に楽しみだった。
アイツらと別行動が取れるならだけど、
「辛すぎるよ、マジで」
思わず口に出してしまう。俺は周囲を見渡して誰も居ないことを確認して安心する。
これから俺はどう生きようか、
こんなの毎時間耐えられない。流石に今日のは限界を超え過ぎた。
いや結局はこうやって暴力とかを出してないから、限界は超えてないのか、
こうやって結局毎日、辛い、辛い思いながら過ごすのだろう。気が遠くなる。
相棒、俺を励ましてくれよ。
もし仮に、今犯罪を起こしても相棒の所には行けないよな。
誰かに優しくされたい、甘えたい、笑いたい笑顔になりたい。だけど俺にはそんな人は相棒以外居ない。
どこかの地域チームとか同窓会とかに参加する方法もあるが、バイトもあるから時間を長く使えない、深く人と関わることは出来ないだろう。
公園を眺めて、小さい頃の自分を思い出す。
本気で世界平和とか、全ての人々が幸せになれますようにと思ってたな。
なのに、今は関わる人ほぼ全員に恨みを持ってる。
小さい頃の自分は今の俺を見てどう思うだろうか?
きっと
誰も幸せに出来てない
あー、そんな俺を見て絶望する小さい頃の自分が見える。
ごめんな、俺は自分すら幸せにすることは出来なかったよ。
【頑張ってよ、笑顔大好きでしょ】
俺が俺に言ってきた。
そうだけど、それが皮肉も俺の笑顔を奪うんだよね。他人の幸せは自分の幸せ・・・じゃなかったんだよ。
【でも、そんなときもあったよね】
そう確かに俺は君くらいの小学生からこの言葉を座右の銘のように思ってしてきたな。でも裏切られて取られたよ幸せを、君の大切な九間にお母さんに妹に佳奈に
【そうみたいだね。でも、裏切らなかったことはあるよ】
何それ?
【それは笑顔が好きってことだよ】
小さい頃俺は、笑顔を俺に見せる。
自分の笑顔を見てもなぁ、
【と言いながら、少し笑ってる俺がいる。】
!!
忘れていた。俺は小さい頃他人を笑顔にするプロと言われていた。そんなふうに褒められることが嬉しくて、何よりその時思ったんだ。
俺は自分する笑顔にするプロだって
大気は笑っていた。
誰も聞いてないし、見てすら居ない。けど痛すぎる自分のやり取りに思わず笑ってしまった。
そして、大気は一つ結果を出した。
俺は俺を笑顔にすれば良い、自分に優しく、自分を称える、自分大好き人間になろう。誰もよりも!
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俺より先に海外から転校していた少女が虐められていたから俺が幸せにするしかない。
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