72話
昼休み
「生徒会長は教室に帰って」
「嫌です。私も大気くん寝顔を眺めたいですし、起きたら話をしたいです。」
「ねぇ、お兄ちゃん」
俺は寝て居る。話しかけるなぁ!!
「うるさくて、眠れないんでしょ。」
「・・・」
「どうせならもう、起きちゃおうよ、お兄ちゃん!!」
妹への関心はまた地に落ちたぞ。
「・・・」
「私も、大気と久しぶりに学校で話をしたい」
こないだ話をしたばかりだろう。
・・・寝させる気が0か!!
どうせすぐにこうなる気はしていた。うちの姉妹はあそこに行く前から元から構ってちゃんが強く、
と言うか本当にまだ昼休みなのか??もう最近ずっと体感が長い。だが特に今日は長すぎる。確かに警告されていたから一応注意はしていたが、まさかここまでとは
とりあえず意地でも全力で寝たふりしよう。
「お兄ちゃん!目がピクピクしてるよ。可愛い」
「・・・っ!!」
ボッチが寝たふりをする辛さが痛いほど身にして分かってきたかも知れない。
また、トイレに行くかでも・・・汚いし流石になぁ・・・おそらくこの状況はこれからも続くし毎回トイレに行く訳に行かない。
「ねぇ、そのぉ・・・妹ちゃん」
「なに?久間お姉ちゃん?」
「今日は良いけど、このままだと誰も大気と昼休み話せなくなるから、そのね」
「いいじゃん別に」
「いやぁ、その私も私達だって、ほら大気と話したいし。そのたまには自分の教室で食べて欲しいな」
「嫌だ。」
「そうだよね。じゃあとりあえずお姉ちゃんも生徒会長さんは先輩だし、そのやっぱり後輩達の教室に来るのは」
俺が関わるの前提で話しを進めないで欲しいのだが、
「大気は別に久間と話すわけじゃないでしょ」
姉に言われた。
姉は割と俺の気持ちが分かって居る方だ。だなそれは俺にとって姉も同じだ。
「私は生徒会長として、貴方達とも交流したいわ」
きたねぇ、もう引退だからないが、次回の選挙は落ちるぞ。
「・・・でも、私達のクラスメイトの交流もやっぱり大事ですし」
とりあえず、静かにしろよ。
そうして、クラスメイトがバチバチ言い合っててうるさくて眠れなかったがやっと昼休みは終わった。
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大気は思った。もうすぐ義姉と生徒会長は卒業するからは少しは楽になるかなと・・・だが、とある先輩も含めて、留年を考えていた。
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