69話
授業まであと5分しか無いが、誰とも話したく無いし、もう今日は十分疲れて
「あの、大気くん!!」
「ふーーー、何?」
「私も、大気くんと同じ本買ったんだ」
「へぇー、じゃあ、俺本読むから静かにしてな」
「この本ね、主人公が実は悪な所が」
「ふーーー、ネタバレ」
「ご・・・ごめん。大気くん読み終わってると思って」
「まぁ、今のは意図せずだからネタバレしたことはいいけど、とりあえずマジで話しかけないで欲しいな、頼むから」
「ごめんなさい。」
今のでまた時間が減ってしまった。
流石にもう話しかける人はいない
「おはよう!!大気!!」
「・・・」
今教室に入って来た九間に話しかけられる。
「今日は何の本読んでるの??」
「・・・これ、」
「へぇー、私も読んでみようかな」
それ言って読む確率10分の1以下だったけどなぁ、
とりあえず、俺は本を
いやもう流石に諦めよう。
「大気さぁ、今日年上のクラスに話しかけられたりした??」
「されてない」
「そっか良かった。」
「俺は何もよくない。」
「えっ??」
丁度先生が入ってくる。
あと少しで怒りが爆発する所だった。
はぁ、マジでなんでこんなに話しかけられるんだよ。
厄日って本当にあるんだなぁ。
ーーーーーーーー
昼休み
「あっ、お姉ちゃん!!どこ行くのかな??」
「妹こそ?どこに??」
「お兄ちゃんの教室だよ」
「私も、今日は生徒会のやることすぐに終わったから」
「へぇー、でもお姉ちゃんが行くとまずいんじゃない年上だし」
「それは妹も同じよ」
ーーーーーーーーー
「大気、久しぶりに一緒食べないか??」
元親友の林田が大気に話しかける。
「嫌だけど」
「まぁそう言わずにさ」
「・・・」
なんだコイツ??いや元からこんなやつだが、
俺に安らぎ時間は来ないのか。
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