64話
「お兄ちゃん!!」
家に帰ると、寝てない妹がいる。
相変わらず母親は義姉の睡眠薬で眠られされているようだ。
「今日学校で会えたね!!」
「・・・うん」
「お兄ちゃん、今日は折角学校で会えたんだから、一日中学校のことで話そうよ。」
学校のことか、
まず、あの1回目の冤罪時に
あ、もう疲れた。そのことを考えるのも疲れる。
普通に今日は特に話しかけられて、ストレスが溜まっているんだ。
「・・・バイトで疲れたんだ。寝させてくれ」
「えー、それならいつもじゃん。今日くらいは話そうよ。」
正直少し懐かしい気がする。昔から妹は話す事が大好きで、俺が疲れててもお構いなく話しかけてくる。
昔なら、可愛いくらいに思えたから、俺も直ぐに楽しく話せたが今は
「静かにしろ。」
怒りが伝わるような声で言った為、妹はビビっている。
「・・・お兄ちゃん」
大気は、うざいと言おうと思ったが、兄としての優しさや妹への愛ではなく、大気自身の兄としての心構えが言葉を抑えた。
ーーーーーーーーーーー
「大気」
「か・・・お姉ちゃんもか、今日は寝させてくれ」
「うん、大気は疲れてるだろうから。バカ妹のように長話はする気はないよ。ただ一言だけ言わせて欲しい」
「何??」
「これからは出来れば学校でも私に会いに来て欲しい」
「・・・」
まるで、他に会いに来てるって言い方だな。
それは勿論この家で会うと言う事だろうだが、その言い方すげぇ嫌な言い方だわ、
とっくにこの家から抜けられるならそうしてるわ
やはり俺の周りの人達は、一言で俺にストレスを与える天才達のようだ。
「面白かったらブックマーク、下の評価よろしくお願いします!」
臆病で陰キャでボッチな俺は虐められて屋上から落とされて、さらに悪化した。
https://ncode.syosetu.com/n9103ie/
もう遅いされたから、全力で未練を作らせ後悔させる。
https://ncode.syosetu.com/n9079ie/




