53話
昼休み 義姉視点
「大気、久しぶりにお姉ちゃんと一緒にご飯食べない??」
「・・・一人でゆっくりしたいんだけど、」
「・・・お願い」
「いやだから本読みたいんだけど」
「来てくれたら、1万あげる」
「・・・わかった。」
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私達上級生にはルールがある。それは可能な限り、大気に接触しないことである。それは、生徒会長が決めたことだった。
だが、最近の大気の悪い噂とこないだのバレーボール部の件で大気との接触について見直しがあった。クラスメイトと馴染めない話を大気のクラスメイトの生徒会の子から聞き、後輩達の評価が下がる一方だった。その為、私達が話をしても大気はもう何も変わらないと判断されたようだ。
今までは私も話したくても我慢していた。副会長という仕事がある為、隙を見て話すことが出来なかった。何より、私がルールを破ったからと、他の人も平気で破り出すと最悪になるからだ。そうなったら、副会長の仕事がある私には絶対に話す機会が少なくなってしまう。
このことが決まったのは昨日の放課後の会議だった。
はやく、
だから私は昼休みの前の授業をサボった。
「大気」
「なに??」
「今度、妹が戻ってくるって」
「ブハッ」
大気は思わず吹いてしまった。
大気の冤罪事件の後、私と妹は転校を促された。だが私は3年で成績がよく副会長をしていて、学校からの信頼度も高かった為そのまま残ることになった。だが妹は成績が悪く、入学してからそこまで経ってないこともあり転校を強制的にさせられた。
「妹はドッキリでするつもりだったみたいだけど。」
「・・・それは心臓に悪いな。」
「そうだよね。ねぇ大気?」
「何??」
「学校では妹よりも私と一緒にいようね。」
「・・・」
「私ももうすぐで卒業だから、大気との学校の思い出沢山作りたいな。」
「嫌な程あるよ、だから俺はもう作りたくない。」
「面白かったらブックマーク、下の評価よろしくお願いします!」
無理のある設定ごめんなさい。
義姉と妹は学校にいる設定だったのですがこうなりました。
岡先輩は、上手く隙をついてあっていたと言うことでお願いします。




