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48/85

48話

 

 「あ・・・あの大気先輩!!」

俺は後ろを振り返る。


 「・・・久しぶり。」


「お・・おお、ひさ・・・久しぶりです。」

バレーボール部の後輩の一人宮崎 なこ。昔、マネージャーやっていた時に何度か教えていた。


 「で何かな??」


「先輩バレーボール部戻らないって本当なんですか!!」

言いたいことハキハキして声もでかい。昔と変わらない


「本当だよ。」


「ああ、あの、私は戻って来て欲しいです!!」


「嫌だけど」


「そそんな、噂は本当だったんだ。」


「・・・」

初めから戻る気がなかった、と噂の誤解を解く気もないな。


「私、沢山先輩に、まだまだ教えてもらいことがありますう!!」


 【私や宮ちゃん(バレーボールの後輩8話)や他の人達に近づくのが目的だったなんて、だから試合も出れないマネージャーなんかやったんですか、ずっとそんな目で見る為にやっていんですね!】


「・・・」


「私は、先輩に色んなことを教えて貰いました。なのに私は、私は」

そして泣き出した。


 私は、私はと後悔するくらいならマネージャー誘ってくるなよ。


 後輩は癖が強いな、


 はー、これいつもこうなるのか、流石にめんどいはめんどい。


 はぁ、どうにか出来ないのかな。


 「分かった。」


「えっ先輩??」


「いいよ、やってあげるよマネージャー」


「本当ですか??」

 続けるとは言ってないがな。

 

「あー、本当だよ。バイトあるから今度の土曜日に行くね」


  彼女は顔を明るくして、

「わかりました!!楽しみにしてます!!」


 入って直ぐに辞めればいい。

 俺も馬鹿だわ。こんな簡単なことを思い付かないなんて、


 いやきっと過去のトラウマとプライドがそれだけは嫌だと思っていたのだろう。だが、最近の出来事と、もし万が一バレーボール部全員にこんな態度を取られたらと思う恐怖が打ち勝ったんだ。


 

 

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― 新着の感想 ―
[一言] やっぱバイト優先したいからマネージャーの話は無かった事で頼むわで逃げ切るしか無いな
[良い点] 一言一句覚えてるなら、そのまま口に出せばいいのに
[良い点] 甘い考えだな……
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