45話
最近、下駄箱の中に手紙が増えている。
ほぼ果たし状で、それ以外にハートのシールではられているピンクの手紙と
ハンカチ。
俺はハンカチを回収し、果たし状とピンクの手紙を捨てた。
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放課後
「大気、ちょっと待ってください!!」
「何?岡ノ宮さん(8話登場)」
「朝の手紙捨てましたよね。」
「あー、なんのやつ??」
下駄箱を開ける時どっかから見ていたのか
「ハンカチと一緒に置いた、ピンクの手紙です。」
「あー、あれね。もしかしてやっぱりラブレターだったの?」
「・・・そうですよ!ならなんで捨てたんですか」
「一緒に捨てる方が楽だから」
「・・・えっ、」
「じゃあ答えは見ての通りなので、じゃあね」
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岡ノ宮が返すのに時間が掛かった理由として
1つはハンカチを返したくなかったから(匂いや抱きしめて幸せを感じる為)
2つ目、ラブレターを何度も書き直したから(その回数100)
3つ目、クラスの条約的に、派手に大気と関わることは出来ない。その為、バレーボールの噂のことで果し状が沢山入ってる中に紛れこました。
最悪、私が下駄箱にラブレターを入れる所を見られても言い訳が出来る為
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沢山、練習したのに、ずっと大気のことを思っていたのにこんなの酷すぎる。
何回も、何回も書き直したのに、見て貰うことすらないなんて、
私の知っている大気ならこんなことは絶対にしない。
島村さんもこうやって裏切られたのかな。
同情するな。
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