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44話

 過去編 小学生の時


 上の学年との交流があって、それぞれ夢について話す時間があった。岡先輩とはこの時に一緒になった。

  

 「俺の夢は、みんなを笑顔にしたい。」

 俺は、みんなが幸せになってほしいと心の底から思っていた。


「同じ!私もみんなを笑顔にしたい」

 初めてだった。普通はスポーツ選手とか金持ちとか医者とか王様とか言うが、俺と同じ人は初めてだった。

  

 「なら、一緒にいつかみんなを笑顔にしよう」


「いいね、一緒にしよう!」


 それから岡先輩とはお互いに楽しみ合い、人を笑顔にする仲になっていく。


ーーーーーーーーーー

 現在


 この世で人を平気で傷つける人がいる限り、みんなを笑顔にすることは出来ない。


 「ごめんなさい、冤罪にかけるは冗談で言う事じゃないわよね。」


「犯罪ですね。」


「そ・・・そうよね。」


 「はい」


「私、貴方が冤罪って知ってから頭が真っ白になってそれから、どんどんおかしくなっているの」


「そうなんですね、病院行った方が良いですね。」


「確かに、病院行った方がいいかもね」


「はい、既に人を傷付けてるので、むしろ絶対行ってください」


「わかった、それは行く。」


 病院の先生に、後輩に冤罪をかけてしまって精神が病んでしまったと言うのだろうか??


 「ねぇ、大気」


「何ですか?」


「私はもう一度貴方と昔の関係に戻りたいの、」


「無理ですね」


「そうだよね、でもせめて償いたいの。私は考えたけど、どうして良いか分からない。だから償う方法を教えて欲しい」


「俺と関わらないことですね。ついでに俺が他の先輩と関わらないことですね。」


「そ、そんなぁ」

 先輩は小さい子どものように悲しい顔をする。


「先輩、」

 そんな先輩の目を見る。


 「俺は、強制的にみんなとの関わりを遮断されました。アソコに行かないだけ楽だと思って下さい」


「大気、くん」


「じゃあ俺行くんで、病院と償いがんばってください!」



 


 

 

「面白かったらブックマーク、下の評価よろしくお願いします!」

 

 

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― 新着の感想 ―
[良い点] 淡々と救いのない空気が漂う…… これこれ、こういう小説を求めていた!! [一言] そうだよね、でもせめて償いたいの。私は考えたけど、どうして良いか分からない。 はあはあ、ソリャア殊勝なこ…
[良い点] ざまぁ!
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