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41話


 相棒と会ったから、だいぶ気分が良くなった。どうせこれからこの学校でまたストレスが溜まっていくのだろう。相棒にまた会いたいな。 


 もし相棒が俺と同じ冤罪だったら


ーーーーーーーーー

 大気の席の前の女子


 席替えがしたいです。


 私は大気くんに話しかけないようにしている。何故なら、前の席の人までしつこく話してくるようなら、大気くんの気が休まることは無いだろうから。

 もしかすると、大気くんははぶにされてると思っているかもしれない。元からそう思わせる状況を私達が作ってしまったから話しても変わらないだろう。


 本当は今すぐにでも、大気くんと話をしたい。だから早く席替えをして話をしたい。


 こんな状況でも一つやれることはある。


 それはプリントを配る時、唯一の大気くんとの関わりだ。


 私は体を後ろにして、大気くんの顔を見て渡すようにして、


 私は一瞬で体を前に向け、プリントを置き、顔だけもう一度後ろを向く。


 大気くんが・・・笑顔


ーーーーーーーーーーーーー

 過去編 高校


私はいつも一人で隠れてコスプレをしていたがその日は、


 【大気くん??】


【花見さん??その格好】


【見ないで】


私はコスプレをしていた。どうしても我慢出来なくて隠れて学校に持って来ていた。


【良いじゃん!可愛い!!】

 

 【えっ・・・その】


【勿体ないよ、それコスプレでしょ!よく似合ってるから、せっかくなら見せないと】


【でも、私、コスプレを着ると痛いやつって言われて、前もそれで虐めを】


【大丈夫、俺は思わないよ。素晴らしいよ。】

 大気くんは嘘をつかないしまんま顔に出る。きっと本気で素晴らしいと思ってくれている。


【俺もやるコスプレ!!】



【えっ??】

 

【俺もコスプレして花見さんと一緒にやる。花見さんと一緒なら良いコスプレが出来そうだ。】


  この時の、大気くんのワクワクするような笑顔は一生忘れないと思った。

ーーーーーーーーーーーー


 窓の方を向いて景色を見てボーと何かを考えているのだろうか、私に気付いてない。


「はな」


先生に呼ばれたが、私はすぐにサインを出す。


 「うん??」


  後ろ、後ろと


 

 大気くんは元からたまに集中し過ぎて周りに一切気付かない時がある。


 でもそんな時は決まって何か新しいこと、楽しいことを見つけた時だ。


 クラス全員、島村さんも含めて大気の顔を見た。


 クラスのリアクションはそれぞれ違う。


 戻って来た大気は私達に笑顔を見せたが、以前いつも見せていたワクワクしている笑顔とは全く違う。


 みんなはどう思っているのだろうか。私は感動と同時に、この笑顔を奪った自分を憎く感じる。


 

 

 

「面白かったらブックマーク、下の評価よろしくお願いします!」


 コスプレしたいなぁ、(エアの願望)



新作作りました。

彼女が旅行中にノートを見てしまった。俺は電話で別れを告げる。その後その別れた元カノは何度復縁を迫ってくる。  


 https://ncode.syosetu.com/n7971id/

 

 

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