34話
次の日
どうやら俺はこの学校の後輩達に完璧に嫌われてしまったようだ。見る先々で睨まれて聞こえる声で様々なことを言われる。
下駄箱を開けると中に
女の敵!!
と大きく書かれた紙が上履きの上に置かれている。
クラスに入ると島村に睨まれる。
「あのぉ」
「どうしたの?」
吉村さん(13話に主に登場)
「私はもう何があっても大気くんを一人にしません」
吉村さんは一人で居ることが多かったから、一人の辛さを知っているからほっとけないのだろう。
「ありがとう、でも最近は一人も慣れたから気にしないで」
吉村さんは俺の腕を掴む。
「私は、前は一人だった。でも貴方のお陰で私は今色んな人と話せて凄く楽しいの!だから今度は私が貴方を一人にしない!!」
こんなに大きな声で言われたのはあの時以来だな。
【大気くんは私に友達を作ってくれたのは優しさだと思ってた!けど私のことをずっと狙ってたの!それが狙いだったの!ねぇ答えてよ!】
「ありがとう、でも俺は吉村さんにそこまで頼れないよ。」
思わず少し本音が出てしまった。ストレスが溜まっていたようだ。
「・・・っ」
吉村さんは顔を曇らせる。
【私はこれから友達と一緒に食べます。私がずっと貴方に頼りきりなんて思わないで下さい。】(13話参照)
「私は貴方の為になりたい、私が貴方と一緒に居たいんです。」
「そうなんだ、ならこれからよろしくね。」
「大気くん!!」
「ただ俺は一人で居たい時間が最近多いから基本一人で居させてね。」
「えっ」
「例えば、食事中は絶対一人がいいな。食べる時に集中したいし」
やばい歯止めが効かなくなってる。
「・・・そんな」
「あとね、朝と昼休み、放課後も基本一人で居たいから。」
「・・じゃあいつ一緒になれるんですか!」
「授業中だけかな?」
「・そんなの、一人で居ると同じですよ。」
「そうかも、でも俺はそれが良いから。」
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放課後 義姉と妹
「お姉ちゃん、どう言うことなの?」
「何が?」
「これよ!!」
妹は義姉に向かって睡眠薬を見せつける。
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