29話
「大気。さっきの話本当?」
俺が呼ばれた方に向くと島村がいる。
「マネージャーに戻ってくる話嘘だったの?」
「俺は嘘をついて無いけど。」
「そんなぁ・・私は何の為に足がこんなになるまで頑張ったの?」
島村は怪我している足を痛そうな顔をしながら俺に向けてくる。
「大気がマネージャーに戻ってくると思って頑張ったんだよ。」
「そうなんだ。」
怪我した理由を俺のせいにでもしたいのだろうか?島村は俺の冤罪が掛けられた時に事実確認もしないで、バレー部に俺の嘘噂を流したことがある。
俺の知っている島村は嘘を付かない真っ直ぐな人間だ。だからあの時も真っ直ぐに周りを信じて俺を見捨てた。と最近は思っていたが、冤罪のことを俺に謝罪をしないあたり、プライドが高いだけだったようだ。
「私、全国大会で優勝すれば、また大気と一緒に部活が出来ると思ってたのに!」
そもそもさ、仮に全国大会優勝するなら、その時点で俺必要ないよね。
「嘘つき!!私の知っている大気は嘘を付かない!人に言ったことを忘れない!」
何かが途切れたように泣きながら俺に向かって叫ぶ
「私は大気が居なくなったから、代わりにみんなの安全を見てる!だから大気が私の安全を守ってよ!マネージャーになって私のことを怪我をしないように見るんじゃないの??」
「俺は本当に約束してないんだよ。」
「嘘だ!私達の希望だったのに、また私達を裏切るの?」
懐かしいなこの信用されない感じ、そういえば、冤罪を掛けられた2回とも連続して次々と理不尽な罵倒をされたな。
「みんな頑張ったのに、頑張ったのにこんなのないよ。」
島村ってこんなやつだったな。周りのことを聞いて流される。
「島村」
もう凄くめんどい。
俺は2度の冤罪で学んだことがある。
「何?」
「ごめんな。」
それは謝罪だ。謝罪は自分の非を認めることになるがことを治る力にもなる。
「なんで?謝るの?やっぱり嘘だったの?」
「俺が嘘ついたみたいだから。」
「最低」
前も聞いたなその言葉
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俺、馬鹿だからもう遅いみたいです。https://ncode.syosetu.com/n6324ic/
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