11話
転校生以外のクラスメイト達は、大気のことで集まって居た。
「島村に関しては仕方ないとして、九間のあれはどう言うことだ?」
村田が九間に話しかける。
「だって、このままだと一生変わらなそうだし・・・はやく仲良りしたいし。」
前回の会議で必要以上な接触はまだ避けると結論が出ていたがそれを無視していた。
「見たろ、あの女の姿を。」
「うん。」
「確かにあの女は大気から確実に一番恨みを持たれているだろうが、俺達が謝ってもあんな風になるだけだ。」
「確かにそうだね。」
「それに仲良くしたいのは皆同じだ。」
「私なんて、まだ大気に金を返せてない。」
大気から5万近く借りている祭理 綿
「私のノートも全然見てくれない。」
「私・・・なんて、会話すらしてない。」
それぞれグチを溢す。
「とりあえず、まだ様子見だ。」
村田が結論を出す。
部活の準備を後輩にやらせている島村が答える。
「やっぱり、直ぐに謝らなくていいの?」
「あの女と同じで俺たちも大気を傷付け過ぎた。普通の謝罪じゃ駄目だ。」
この考えは既にクラスで一度一致した。
「それに、確実に俺達とはもう関わって欲しくないと思っているだろう。でも俺達は大気ともう一度昔のような関係を望んでいる。だから慎重にもう失敗しないようにしないといけない。」
だが、幼馴染のように勝手な行動を取ったり、 岡ノ宮のような、隠れて接触をしようとしたりする人が者が居るため上手くいかないのだった。
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大気視点
「採用だ。」
「ありがとうございます!」
「じゃあ来週から早速入ってね。」
「はい!」
「そういえば、君と同じ学校の人がバイトしているからその人に指導お願いするね。」
早速バイトをする気が無くなった。
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「おかえり、大気」
「・・・ただいま、お姉ちゃん。」
「二人はもう寝ているよ。」
「そうなんだ。」
「大気、学校どう?」
「普通。」
「普通?このあいだバレーボールの子から、一年生の女の子と大気が話をしたって聞いたけど。」
流石俺、会話一つで話題になる。
「後輩と話すくらい普通でしょ。」
「その相手が女の子みたいだけど。」
「バレーボールの後輩だよ。元マネージャーだったし、またやらないかって。」
「大気やるの?」
「やらない、バイトもあるし。」
「良かった。生徒会長に頼まなくすむ。」
何をだよ。
「俺準備して寝るね。」
「大気、学校から家族からどんなに嫌われてもお姉ちゃんは味方だからね。」
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寮暮らしな俺は嫌われている。
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