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――ステータス――――――――――――
名前 リン
職業(神官)Lv2
HP100
MP105
STR 50 +(15)
VIT 0
INT 0
DEX 0
AGI 50
ステータスp 10
魔法―――――――――
ヒール
説明:MP10消費 HP10回復
スキル――
魔力感知 夜目 HP自動回復
大鎌術 睡眠 弱点看破
称号
スライムキラー
チュートリアルの猛者
――――――――――――――――――――――――
ステータスpってなんだろ?
「ステータスpって何ですか」
「ステータスpは自身のステータスに割り振れるポイントです。
なるほどね、まー困って無いから、まだ振らなくていいかな。
「では最後にインベントリの説明をします。今倒したスライムの素材はインベントリに自動的に送られます。
そのインベントリの開き方はステータスを開き、下までスクロールするとインベントリというボタンがあります
。」
ふむ、「ステータス」っでここから下までスクロールしていくと、インベントリあった。下に設定もあるから設定を開く。さっきの戦いで思ってたけど、戦ってる感覚全然なかったんだよな~
あった。痛覚設定の欄を開くと、痛覚設定が10%になってる、そりゃこんな低かったら楽しいわけないよなぁ
警告:痛覚設定100%にすると一部身体に影響が出るかもしれません 痛覚設定100%
そのまま痛覚設定100%にして設定を適用する。
っと忘れてた。インベントリ開こうとしてたんだった。
インベントリを開くとスライムゼリーが324個入っていた。
多すぎない?確かにずっと殺し続けて途中からは、生まれた瞬間殺すみたいなことしてたけどさー
まぁいいか。これでチュートリアルは終わりかな?
「これにてチュートリアルは終了ですお疲れさまでした。これより始まりの町へ転送します。」
これでやっとゲームが始まるのか。
そんな事を考えてると、突然足元が光だし徐々に僕の体を光に変えていく、そのまま光は更に強くなり、気づいたら町の中にいた。
すごいな~ここがゲームの中って未だに信じられないや
見渡してみると中世ヨーロッパの街並みが広がっていた。とりあえず、行きたい所とかもないから適当に歩いてみる。商店街や教会があり、そのまま進んでいくと、凄く面白そうな場所を見つけた。
見た目はコロシアムに近いだろうか?中からは大きな声と鉄と鉄を打ち合ういい音が鳴り響ている。
これは行くしかないでしょ。だってここだったら思う存分戦って良いんだから
僕はそのままコロシアム入口の様な所まで来て中に入っていくと受付がいた。
「すいません、参加したいんですけど何か必要な物とかありますか?」
「あ、すいません、このコロシアム14歳以下の子供は参加できないんですよ」
「あの、僕これでも15歳なんですけど?」
結構怒った顔をしてたはずなのに、何故か受付のお兄さんに微笑ましい者を見たような顔している。
「なるほど....すいませんが、この板に触って貰ってもいいですか?」
僕がその板を触ると少し体の中から何かを吸い取られた感覚とを覚えた。
すると急に受付のお兄さんの顔が驚愕に染まった、かと思ったら急に頭を何回も下げてくる。
「すいません。本当に15歳だったんですね。..........しかも男性」
「ん?なんか言いました?」
「い!いえ何でも無いですよ。それより、ここのルール説明をしますね!」
「ここでは基本なんでもありの1on1の戦いで勝てば、より上の強いランクと戦えます。このランクというのが
上から順に、マスター、ダイヤ、プラチナ、ゴールド、シルバー、ブロンズ、に分かれており今リン様は
ブロンズの順位です。あこれどうぞ」
銅色のカードを手渡された。ってこれ要は戦って勝てば勝つほど面白い相手と戦えるってことじゃん。
いいね!そういうの大好き
「エントリーする場合は誰かこの制服を着た従業員に名前とランクを言ってもらえれば参加することができます。今の説明でわからない事はございますか?」
「大丈夫です。このままエントリしたいんですけど、後どれくらいで戦えますかね?」
「そうですね...最近だと旅人さんが大量に、この町に来たので今すぐできます。」
「参加するんでお願いします」
僕はそのまま、さっき自分が渡せれたブロンズのカードを手渡すと、何かの機会にスキャンさせカードをかえしてくれる。
「ではリン様はブロンズの12番目の待合室でお待ちください」
そのまま僕は言われた通り通路を進んで行き、ブロンズ色の扉の上に12と書かれた扉を開ける。
中には僕以外に筋トレに励む人やダンベルを持ち上げる人がいた。しかも僕が扉を開けた瞬間ゲスな笑みを浮かべる奴が結構いて気持ち悪い。
「おいおい嬢ちゃんここはお子様の来る所じゃねえぜ大人しく帰ったほうが身の為だぞ。」
このおっさんの声と一緒に周りの人もクスクスと笑っている。
「おじさんこそぉ、こんな子供相手に挑発とか笑えるんだけどぉ」
やっぱり挑発された時は挑発し返すのは礼儀だよなぁ
「よく言ったじゃねぇか嬢ちゃん!」
「ハハハ面白い奴が入ってきたな!」
周りの人を味方につけた時点で勝ちなんだよな
「てめぇ、後で覚えてやがれ一撃で殺してやるよ」
「殺れるもんなら殺ってみろよ」
『ブロンズ12番リン選手リング2番へ移動してください』
『ブロンズ12番ボブ選手リング2番へ移動してください』
「丁度いいじゃねぇか!ガキこれで決着つけるぞ」
僕はそのまま歩いて行って、2番と書いてあるマットがある道を進み、リングに入ってく。リングと言っても地面は固い土で回りは壁っというより、観客席になっている。観客席にたぶん200人くらいは入れるだろうけど
今は50人もいない位だ。
だが今は観客なんてどうでもいい、今必要なのは相手を倒す為に相手をよく見る事なんだけど、おかしいな体の震えが止まらない何でだ?
「おいおい今更震えても、もう遅いぜ嬢ちゃんあの時俺の忠告を聞いてれば、こんな事にはならなかったのにな」
相手が笑いながら此方を見てる。正直この震えが恐怖でないことは確かで、相手を見てると余計に震えが止まらなくなる。これってもしかして武者震い?そっか、そうかぁ、つまりそういうことだよなぁ。
今殺るべき事が決まったなら、考える必要なんて無いじゃないかぁ。相手を殺せばそれで終わりなんだから。
僕はインベントリから大鎌を取り出す周りが少し、どよめいたが、そんな事はどうでもいい事、僕の目の前に出てきたカウントダウン観客も一緒になってカウントダウンし始める。
「5」
「4」
「3」
「2」
「1」
「0!!」
次の瞬間僕は全力で走っていた。男は僕の行動を見越してたかのように動かず斧を握りしめている。
男の目の前に行くと、男は斧を振り上げ薙ぎ払いをしてくるが遅すぎる。
男の斧の上に飛び乗り男が驚愕の顔をしてるが気にしない。
「おじさん弱すぎぃ」
男の斧の上で大鎌を横なぎに振るう。首周りにまるで弱点を示す要に首が黄色く光ってるので切り落とす。男の首はまるで糸のように切れた。
『しょ、勝者リン選手!』
周りは歓声を上げるよりもえ?って感じになっていた。