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真っ白な世界に来た僕は取り合えず周りを見渡して見るが、永遠に続く世界を見れただけだった。
だが少し、すると空から声が聞こえてくる。
「リアルRPGオンラインへようこそ、私はキャラエディット並びチュートリアル担当のナビーです。これからゲームの設定を決めていきますが、何か質問はございますか?」
びっくりした~まさか、誰もいない空間で話しかけられるとは
「取り合えず特にないです。」
「わかりました。ではまず、キャラエディットを始めましょうか。」
すると僕の目の前に、等身大のマネキンとウィンドウが出てくる。マネキンの高さは大体、現実の僕の身長と同じくらいで、ウィンドウ画面には眉や目の表記から多分、体をいじれるんだろう。
でも僕からしたら、現実の体で戦いたいというか、同じ容姿でやりたいんだよねぇ
「すいません、ナビーさん現実の体で、ゲームをしたりできないですか?」
「現実の体ですね、わかりました。」
するとマネキンの体や髪型、顔つき全てが現実と全く同じになっていた。
「すいませんが、身バレ防止の観点から、全く同じ体での操作はできません」
ナビーさんに言われたので、髪の色を金色にして、目の色を青に変え髪型をポニーテール見たいにした。
ヤバい、これはダメだ。そう今、僕の目の前にいる子が女の子にしか見えないのだ。
「プッお似合いですよ。それで決定しますか?」
ナビーさんもしかして、人でも入ってる?確かに男なのに女っぽいって言われたことあったけどさー
「ま、困らないだろうし、このままで良いですけど」
「では、次にステータスを決めていきましょう」
目の前に全く新しいウィンドウが表示される。
ウィンドウには、名前、職業、LV、
STR VIT INT DEX AGI
って順で書いてある。
「ナビーさんこのステータスって、どう見ればいいんですか?」
「ステータスですね。まず、名前がそのままゲーム中の名前で、次に職業これは選択肢によって、覚えるスキルや魔法が変わってきます。
その次のLvはキャラクターの強さを表します。最後にSTR VIT INT DEX AGIは右から筋力、防御力、魔法効果、器用さ、素早さ、になります。また、このSTR VIT INT DEX AGIに振れるポイントは最初100になっています。」
なるほどね、これで自分の好きなキャラクターを作れる訳だ。
名前はそのままリンにして、次に職業なんだけど多すぎて、決められそうに無いんだよな。
お?下の方にスクロールしていくと、ランダムのボタンがあった。こんなの押すしか無いじゃないか。
―――職業(神官)
説明;神の僕にして優秀な回復魔法の担い手
なるほどね、次のいってみよう。
次はなるほどポイントをこれに振れば言い訳だ。でも正直、当たらなければ怖くないし、そもそも防御力とか必要ないでしょってことで
――ステータス――――――――――――
名前 リン
職業(神官)Lv1
HP100
MP100
STR 50
VIT 0
INT 0
DEX 0
AGI 50
魔法―――――――――
スキル―――――――
(5つまで選択してください)
――――――――――――――――――――――――
「ナビーさんスキルって何ですか」
「スキルは人では出来ないこと、やりずらい事を出来るようにしたり、補正されたりします」
なるほど…これもまた、さっき見たいに大量にあるんだけど、下の方までスクロールすると遂にランダムという文字がこれは押すしかない。
スキル(魔力感知)
魔力を感知することができる。
スキル(夜目)
暗い所でも目が見えるようになる。
スキル(HP自動回復)
HPが20秒に1回復する。
スキル(大鎌術)
大鎌が少し使いやすくなる。
スキル(睡眠)
眠ることでHPとMPを回復できる。
――ステータス――――――――――――
名前 リン
職業(神官)Lv1
HP100
MP100
STR 50
VIT 0
INT 0
DEX 0
AGI 50
魔法―――――――――
スキル――
魔力感知 夜目 HP自動回復
大鎌術 睡眠
――――――――――――――――――――――――
よしスキル決まった
「ではステータスが決まった様なので、次にチュートリアルに移ります。
本当に、このステータスでよろしいですね?」
「はい」
答えた瞬間、白い何もなかった世界から、空は青く、回りは壁、地面は芝生の庭見たいな所に来ていた。
「ではこれから、チュートリアルを始めます。まず、その箱の中から自分に合った武器をお選びください。」
いつの間にか僕の真横に大きな箱があり中には色んな武器が入っていた。
普通、神官っていったらメイスだよね
お?あった。僕は箱の中から一本のメイスを見つける。
初心者のメイス―――
STR+5
INT+5
―――――――――――――――
でもスキルに大鎌術があるんだよなぁ
一様大鎌も見てみるか
初心者の大鎌―――――
初心者がよく使う大鎌絶対に壊れない
耐久:∞
STR+15
―――――――――――――――
僕は大鎌を持ち上げ、振り払いふり、降り下げ、降り上げを交互に試す。
やっぱり大鎌の方がいいな
「武器が決まったら、次に戦闘です。準備はよろしいですか?」
「当然Yesだ」
――――――――――――――――――――――――
クエスト:スライムを倒せ
報酬:初心者の大鎌
――――――――――――――――――――――――
すると前の方に一体のジェル状のモンスターが出てくる。しかもご丁寧に上には名前が書いてあった。がその時の僕にとっては心底どうでもよかった。
遂に遂にやっときたぁ!戦闘だぁ!
僕はそのまま走って、スライムの目の前まで来ると、スライムがプルプルと震えて突進して来ようとしてたから踵落としでスライムにダメージを与え、大鎌をスライムに振り下ろしスライムはポリゴンになって消えていった。
これで終わりかあぁ?こっちは全く満足してないぞぉ?
「もう一度戦闘のチュートリアルを始めますか?」
「当然Yesだぁ!」
すると、今度はさっきまで自分が居た場所にスライムが現れていた。
みつけたぁ!こちとら全く満足してないから付き合ぇ
僕は走ってスライムの真ん前まで行き、さっきと同じ要領でスライムに大鎌を振り落とすがスライムは余り効いて無いようだった。
なんだぁ?あんまり手応えないなぁ?もしかして打撃が弱点なのかぁ?
そのまま僕は刺さった大鎌を上に振り上げる勢いでスライムを上に持ち上げ、大鎌を持ってない左手でスライムを殴るがしかしスライムは少し前に跳んだだけで余り効いて無いようだった。
なんでだぁ?さっきと何か違う所なんてあったかぁ?
スライムが突進してくる前に大鎌をもう一度スライムに振り落としてみる、がやは効いて無さそうだった。
一回ちゃんと相手を見てみるかぁ!
そのまま僕はスライムの突進を避けつつ、ずっとスライムを凝視してると、うっすらと黄色く光る玉のようなものを見つけた、
「それが君の弱点かぁ!」
そのまま黄色い玉に大鎌を振り下ろすと一撃でスライムはポリゴンになってしまった。
「もう一度戦闘のチュートリアルを始めますか?」
「当然Yesだぁ!」
もう一度スライムが……………
6時間後―――――
そろそろ、こいつとの戦闘は飽きたな。
さっきまでこいつが凄く面白そうな奴に見えてたのに、今では成長しない面白くない奴にしか見えない
「もう一度戦闘のチュートリアルを始めますか?」
「もういいです」
「わかりました」
――――――――――――――――――――――――
クエスト:スライムを倒せ クリア
報酬:初心者の大鎌
――――――――――――――――――――――――
称号:チュートリアルの猛者
説明:チュートリアルを3時間以上続けた者に送られる称号
君チュートリアルしすぎじゃない?
普通飽きるよ
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称号:スライムキラー
説明:5時間以上スライムとしか戦はなかった者に送られる称号
君もしかしてスライムに親でも殺された?
スライムに恐怖され攻撃されなくなる
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スキル(弱点看破)を獲得しました
説明:相手の弱点を見つける事ができる
Lv2になりました。
魔法【ヒール】を覚えた、
お!?一瞬でいろいろ代わり過ぎだろ
取り敢えずステータスでも見てみるか