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レイミヤの元へ

「ずいぶん苦しそうだな、小僧?」


地面に伏せているアランにからかうように呼びかけたのは、フラウロスだった。


「う、るさい。なん、とか、しろ。」


たどたどしくアランはフラウロスに現状をどうにかするように命令した。


「でしたらご主人様、そうゆうことでしたら私が承ります。」


次にハーゲンティが本からアランの横に姿を現した。


「大丈夫、ただの痺れ薬です。この程度ならすぐ治せます。」


そう言うとハーゲンティはアランの頭に右手を脚に左手を近づけた。

手を体の上に浮かせ、徐々に体の中心によせていった。

手はアランの腹の上で止まると手と腹の間に緑の光が光りだした。

緑の光が光るとアランの腹から薄黄色の液体が抽出された。

抽出した液体をハーゲンティは地面に捨てた。


「体を痺れさせていた成分を抽出させました。これで体を自由に動かせるはずです。」


そうハーゲンティが言うとアランは体を動かし始めた。

先ほどとは打って変わって体は自由に動けるようになっていた。


「ありがとう、ハーゲンティ。」


「ありがたきお言葉。」


ハーゲンティは静かに本の中に戻って行った。

幸いにもアランの荷物は無事で一切手は点けられていなかった。

アランは荷物をまとめてフラウロスに命令した。


「フラウロス、今すぐここから出られるようにしろ。それくらいならできるだろ。」


「ああ、もちろん。お安い御用だ。あんなことされたんだ、ここの奴らもまとめて燃やしていいんだよな?」


フラウロスの両手から炎が今にも噴出しそうなほど燃え盛っていた。


「それでもだめだ。人は殺すな。」


「全く、とんだお人よしだ、な!」


言葉と同時にフラウロスは出口の扉に向かって炎を放った。

炎は出入り口の扉を吹き飛ばし、出口を作った。

出口を作ると炎は収まり辺りにいた人たちは何事かと思い近くに寄って行った。

そして中から出てきたのは両手に炎を持ったフラウロスだった。


「おうおう、こんなにうじゃうじゃと寄ってたかって燃やし尽くしたくなるな。」


さらに、フラウロスの炎は勢いを増した。

フラウロスの後に続いてアランが剣を片手に姿を現した。


「殺すなって、言ったよな。」


「まだ誰も殺してないだろ、いちいちうるさいな。」


アラン達が姿を現すと慌てた様子で町の人を治療していた女がアランの元に寄ってきた。


「あなたは、レイミヤさんの仲間ですよね。急いでくださいレイミヤさんが今危険なんです。」


「それはいったいどういうことなんだ!!」


女は息を切らしながらアランにレイミヤが追われていることを離した。

アランはその話を聞いて頭の中で何故レイミヤが追われたのかすぐに理解した。

レイミヤはクロセルの貢ぎ物に選ばれたのだ。


「知らせてくれてありがとう。」


アランはフラウロスを宝玉に戻し、ハーゲンティを呼んだ。


「なんでしょうご主人様。」


「急いで、あの城まで俺を連れてってくれ。」


アランは町の中心の城を指さした。


「分かりました。直ちに。」


ハーゲンティはアランをお姫様抱っこした。

抱き掲げられたアランを町の人たちは見ていた。

アランは恥ずかしくて頬を赤らめた。


「あー、ハーゲンティ。」


「なんでしょう?」


「できれば、違う運び方がいいんだけど。最初の運び方みたいに。」


「そうですか。」


どこかハーゲンティは落ち込んだ表情をしていた。


結局最初の時と同じ運び方でアランを城まで連れて行った。


「頼む、無事でいてくれ、レイミヤ。」




「遂に完成した、これで、クロセルを忌々しいあいつを殺すことができる。そうすれば俺がこの国の王に。ハッハッハッハ、ハ―ハッハッハッハッハ!!」


パリアッチョはある部屋にいた。

その部屋は紫色の光で怪しく光っていた。

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