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「57話 ダンジョン内へ 」

ダンジョンから一度王都に戻った後転移石にマナがたまるまでの1週間、私はダンジョンの中でちゃんとしたものが食べられるように大量の食材で何日分も料理を作ったり、修練をしたり、緊急時のポーション類を買ったり、みんなで戦うときの作戦を立てたりした。

倒した魔物の素材に関しては、大ムカデやワータイガー、ポイズンモスキートの素材が合わせて10000Niaほどになり、南東の島の常駐依頼の魔物討伐報酬として2500Niaを別で貰った。

ミミズキングほどじゃないにしろなかなかにいい値段だった。


ダンジョン前にもう一度皆のステータスを確認させてもらったけど私とトルペタ君と比べてカナちゃんとレオが予想以上に能力値に変動が無かった。


-------------------

名前:ミウシア

種族:バーニア族(半神)

職業:短剣士(Lv26)

HP:320/320(80UP)

MP:2610/2610(490UP)

力:C+(1段階UP)

防御:D(1段階UP)

魔力:C+(1段階UP)

早さ:B(1段階UP)

運:A+

称号:善意の福兎(6柱の神の祝福により効果UP)

  ・自分以外のHPを回復する時の回復量+100%

  ・誰かのために行動する時全能力+50%アップ

  ・アイテムボックス容量+100%

  ・製作、採取速度+200%

   ※このスキルはスキル「鑑定」の対象外となる。

   ※このスキルを持っていると全NPCに好意的な印象を与える。

-------------------

名称:飛び兎:光(小太刀)

レベル:26(6UP)

品質:A

祝福:済

武器性能:攻撃力+82(12UP)

構成素材:黒錬鋼、チェラリの硬木、漆、チェラリの染色剤

説明:鍛冶師ゴーゲンがミウシアに贈った小太刀。

補足:・取り込んだマナが一定量に達すると成長する。

   ・祝福により小太刀を通して光属性のスキルを発動することができる。

   ・黒錬鋼でできた刃は決して形状が変わることは無い。

-------------------

名前:トルペタ・アロー

種族:ドワーフ族

職業:弓使い(Lv24)

HP:140/140(40UP)

MP:2414/2414(1599UP)

腕力:C+(1段階UP)

防御:E

魔力:B-(2段階UP)

早さ:E+

運:A

-------------------

名前:アルカナ・マジック

種族:ヒューマン族

職業:魔導士(Lv34)

HP:130/130(10UP)

MP:3416/3416(30UP)

腕力:E

防御:D

魔力:A-

早さ:D

運:A-

-------------------

名前:レオ・フェアリアル

種族:ケットシー族

職業:精霊使い(Lv38)

HP:90/90(10UP)

MP:3885/3885(85UP)

腕力:E

防御:E

魔力:A

早さ:E

運:D-

-------------------


もしかすると格上の相手からはマナが多く吸収できる、止めを刺した時にマナが多く吸収できるといった法則があるのかもしれない。

後者の法則があるならば、補助魔法を使うレオが圧倒的に不利になる。

こまめにステータスを確認しないと。


そして準備期間の1週間が経過した。

「皆準備はいい?」


「え~と、待つです。魔物図鑑、薬草図鑑は持ったです、マナポーションは各自1本他はミウのアイテムボックスで....。」

カナちゃんはダンジョンで色々な種類の魔物が出ること、地形が変わるかもしれないことから小さめの図鑑を携帯して後衛から確認してくれるみたいだ。


「うーん、これだけあれば矢がなくなることは無いと思うんだけど...。矢の回収が楽になればいいのに。」

メインで使う武器で消耗するものがあると大変だよね、私もゲームとかではそれが嫌で消費系の武器は使わなかった記憶がある。

トルペタ君の矢は魔物に撃った後回収して、使い回すこともできるように頑丈に作ってるらしい。


「この口調だと口数が減ってたまらないよ....。【急募】精霊にいつものオレを受け入れてもらう方法~っと」

いつの時代のネット世代なのそれ...レオがこの世界にあるはずのない地球のネタを使ったことに関して、詳しく考えるのはやめよう。

きっとシーアが私の知識を使って、ケットシー族に変な用語を広めたんだよきっと。


「ミウシア~。頭の上邪魔って言ってたから新しい魔法考えた~。<浮遊犬>ホバードッグ!」

ふわーっと私の腰くらいの高さでふよふよと浮くわたあめ。

白くてもこもこで浮いてると雲かケサランパサランみたいだね。

にしてもその始動キーでいいのかな、君は仮にも誇り高き(プラウドベビーウルフ)じゃないの?

頭をぐりぐりと撫でてあげると尻尾がふりふりと左右に揺れた、かわゆい。


「わたあめちゃん、戦闘じゃない時はたまに乗っていいからね。...じゃあ皆行くよ~」

私は転移石を握ってマナを注ぎ込んだ。

青い光の渦が私たちの体を包み込み、その渦が次第に弱まり視界が晴れると目の前はダンジョンの中だった。


「は~。やっぱり国宝級なだけはありますね、転移石。俺たちが使っていいものなのかなぁ」

うーんと悩んで首を傾げるトルペタ君。


「大丈夫っし...だよ。使わないで腐らせるよりも有効活用してあげたほうが転移石の製作者も嬉しいはずさ。」

そういえば転移石って誰が作ったんだろう?眷属達の誰かが作ったのかな?この世界の偉人とかそういうのを調べるのも楽しいかもしれない。今度暇なときヒューマン地区の図書館に行ってみよう。


辺りを見ると前回と同じようにとても幻想的な光景が広がっている。

奥へ進む道は少し進んだところで分岐しているため、どこから行くか等話し合う必要がありそうだった。


「ん~、どこから行くべきなんだろう、こういう時のセオリー....じゃなかった。定番の進み方とかってあるの?」

ダンジョンはないだろうけど冒険者としての旅の経験が私とトルペタ君よりも豊富なカナちゃんとレオに向けて質問した。


「迷わないように地形を大まかにでも記録しておくことができていれば問題ないと思うよ。財宝目的であれば壁沿いに全て、何か下層に目的があれば戻らず先に進む、とかかな。」

「あと、罠については心配ないです。魔物を寄生させている性質上、魔物の生存率を下げるようなことをダンジョンミミックはしませんです。王都で紙を買ってきたですから地形の記録は私に任せるです。」

ふむふむ、今回の一番の目的は強くなることだから壁沿いでかたっぱしから進めばいいかな。


「じゃあ今回は壁沿いにかたっぱしから進めて行ってカナちゃんに記録してもらう、出てきた魔物はかたっぱしから倒す。でいいかな?」

皆が頭を縦に振ってくれた肯定してくれたので壁を左側から沿って進むことになった。

にしてもわたあめは私の頭の上に乗ったり魔法で浮いたり、たまに歩いたりして自由だなぁ。


最初の分岐点を左から進んでいくと、奥の方に気配を感じた。

突き当りには外から持ってきたと思われる落ち葉や枯れ木で作られた巣の中で2羽の鳥が毛繕いをしていた。

その鳥は私くらいの大きさで、大きな嘴と大きなかぎ爪を持つ大きなオウムのような見た目をしていた。

2羽はこちらに気が付くとグエエエと羽を広げて威嚇してくる。


私が武器を構えるとレオが私の前まで出て前髪をサラッとなびかせた。

レオの横には光る精霊がふわふわと浮かんでいる。


「たまにはいいところを見せようかな。マナ・ペネトレーション、<白炎>ホワイト・ファイア!」

レオは指輪付けた指を前に出しかっこいいポーズをしながら、マナの伝達率を上げて術の威力を上げるスキルを使用して、流れるように白い炎を出した。


白い炎は2羽の鳥の羽に引火し、張り付くようにそのまま燃え続けた。

前も思ったけどホワイト・ファイアは他の炎と違って粘着性のようなものがあるからしばらく燃え続けるみたいだ。


ギャーギャーと羽をはためかせて火を消そうとする鳥たちはその消えない炎に混乱して暴れだした。

すぐに錯乱したところを見る限り、あんまり知能は高くなさそう。


「<聖なる剣>ホーリー・ソード!..放て!」

初めて聞く魔法だ。

空中に展開された魔法陣から光でできた剣が2本出現する。

レオの合図と共に精霊が光り輝き、宙に浮かんだ剣を鳥たちに向かって放った。

2羽それぞれの胸に深く突き刺さると、そのまま地面に倒れた後数度ピクピクと痙攣をし、動かなくなった。

鳥が動かなくなったのと同時に燃え続けていた炎と胸に刺さった光の剣が消える。


「ふう、ミウシアちゃんどうだった?俺のこと見直した?って、わぁ!」

「~~!凄いよレオ!めっちゃカッコいい!いいなぁ、私もああいう派手でかっこいい魔法覚えたいよ~!」

いかにもゲームみたいなかっこいい光魔法につい興奮してしまい、レオの両肩を掴んで前後に揺らした。


「で、しょ~?。オ、オ、オレこいつらの巣を調べてみるよ~。」

顔を赤くしてそそくさと離れていくレオ、今照れる要素あった?あと口調戻ってるよ。


「やれやれ、ミウとレオは立場が逆転したようですね...。トル君、あれが自然にボディタッチをして男を惑わせるタイプの思わせぶりな女の手口ですよ、気を付けるです。」

「アルカナがそれを言うのか....。」

無自覚だったけどそういえばボディタッチをしていたなぁと、カナちゃんの発言で気が付いた。

今は純粋にかっこいい魔法だったからテンションが上がっちゃっただけなんだけど、私が男性だったころにあんな至近距離でボディタッチされたらドギマギしちゃうかもしれない。

悪いことしちゃったなー、気なんてないのに。


「巣には何もなかったよ、次に行こう。」

鳥の巣を漁って平常心を取り戻したレオが戻ってきたのを確認して、鳥をアイテムボックスにしまう...っと、その前に。


「一応鑑定しとくね、<鑑定>アナライズ!」


-------------------

名前:設定されていません

種族:クロウバード

職業:夫

HP:0/600

MP:1200/1200

力:B+

防御:D

魔力:-

早さ:B-

運:-

-------------------


げぇ、もし攻撃食らってたら相当危なかった奴じゃん。

ほぼ私と同じくらいのステータスだったことにヒヤリと寒気がする。

防御力が低いとああも簡単にやられちゃうんだ。

今以上に速さに特化して絶対に攻撃が当たらないように頑張ろう...。


「ミウシア―、クロウバードっておいしいんだよ。ボクの森にもいたんだけどご馳走だったなぁ。」

じゅるりと頭の上から水気のある音がする。

だからそういうことは頭の上でしないでって!



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