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「31話 早すぎる再開 」

いつも見てくださっている方、初めて見てくださった方、ありがとうございます!

先日初めてご感想を頂きました、こんなに嬉しい気持ちになるとは思いませんでした…!

ストーリーの大まかな流れは既に考えてありますので最後まで応援していただければ幸いです。



魔法、スキルについての講習を受けに冒険者酒場に来た私たちは前と同じように冒険者でにぎやかな酒場を抜けて受付に向かう。

講習の相談が冒険者登録関係なのか依頼の受注、申請なのかわからなかった私たちはメルさんがいる冒険者登録窓口に行くことにした。


中に入ると昨日とは違って人があまりいなかったけどメルさんが受付に座っていた。


「あ、ミウシアさん、トルペタさんこんにちは。本日はどういったご用件ですか?」


営業スマイル全開のメルさんが長い髪を耳にかけ直しながら話しかけてきてくれた。

美人な見た目で色気のあるしぐさが眼鏡をかけた大人っぽさと相まって私の心をときめかせる。

お姉さんタイプの女性に弱いんだよ私は~~~!

悶えてるとトルペタ君が代わりに要件を伝えてくれた。


「武器を祝福してきたので魔法とスキルについての講習を受けたいのですが、どうしたらいいですか?」


「今日は詳しい職員がいなくて...。ちょっと確認してきますね。」

そう言うとメルさんは立ち上がって私たちの入ってきた扉から部屋を出ていく。

しばらく待つとメルさんが小走りで戻ってきた。


「今ちょうどランクが高くて魔法とスキルに詳しい冒険者さんがいたので講師をお願いできました!受講に料金は頂きません、冒険者さんの死亡率を下げるためこちらで負担していますので安心してくださいね!この部屋を出て向かい側の部屋でお待ちください!」


「わかりました。ありがとうございます!」

現役の冒険者の人から話が聞けるのは運が良かったなぁ、私とトルペタ君の運ステータスが利いてるとかあるのかな?


向かい側の部屋に移動すると中は黒板と教卓と椅子と机があってまるで学校の教室のようになっていた。

真ん中少し後ろあたりの席に座って講師を待つ。

トルペタ君が疑問符を浮かべながら私の隣に座ってきた。なんでそんな微妙な位置なんだろうって思ってるのかな。

私自身も理由なくつい当たり障りのない位置に座っちゃうんだけどね。


コンコンというノックの後講師の冒険者がはいってきた。

とおもったらその冒険者は...。


「あ、えーっと、アルカナちゃん...だっけ!割とすぐ会えたね!」


「え、あ、あれ?ミウシアさん?と....はっ、初めましてです。ミウシアさんどうしてここにいるです?これって冒険者になりたての人向けの講習...もしかして冒険者になりたてだったですか!?」


「ミウシアさん、この方は知り合いだったんですか?」


さらっとトルペタ君にアルカナちゃんと知り合った経緯を説明すると「無茶はしないでくださいよ!」と軽く怒られた。

トルペタ君保護者みたいになってきてない?

アルカナちゃんはどうやら私がすでに冒険者でそこそこランクが高いと思ってたみたい。

多分称号の特典で人助けの時に大幅能力UPしてたからそれでそう思ったのかもしれない。


にしてもアルカナちゃんってランクの高い冒険者だったんだ、魔法に精通してそうだったし納得。


なんにせよ私とトルペタ君は魔法とスキルについて講習を聞くことになった。



「ごほん、じゃあ講習を始めるです。まずは魔法からですがお二人はどこまで原理を知っていますですか?」


「えっと、マナを収束させて魔法陣の形にして始動キーを発することで起動する。ってことだけです。」


「あ、あ~私もそんなとこ~。」

そうだったんだ、サポートのせいで仮定をすっ飛ばしてたから全く知らなかった。


「大体はあってるです。でも100点ではないです。マナというのは自身が内包しているマナと空気中のマナがありますです。魔法は空気中のマナと自身のマナ両方を使用するです。なので正しくは...。」

チョークを取り出して黒板に魔法に関して書き出すアルカナちゃん。

黒板にはこう書かれていた。

読めないからトルペタ君に呼んでもらったんだけどね!


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ~(犬マーク)魔法の使い方(兎マーク)~

   手順1.空気中のマナを使って魔法を発動させたい場所に使いたい魔法を意味する魔法陣の形にマナを固定する。

    ※あらかじめ魔法陣を自分で作って覚えておく必要があるです(きりっとマーク)

   手順2.自分が起こしたい規模にあった自分の中のマナを魔法陣に込める。

    ※込めすぎると危ないです(怒るマーク)

   手順3.始動キーを唱えて魔法を発動させる。

    ※魔法陣に考えた始動キーを書き込んでおく必要があるです(しょんぼりマーク)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


解説の途中動物のマークとか顔文字みたいなマークが書かれてて女子高生のノートを見ている気分になった。

見たことないけどね。


思ったよりも複雑な過程が必要なんだと改めて思った私は一つの疑問をアルカナちゃんにした。


「はい先生!魔法陣と始動キーは自分で考えてもいいんですか?それとも決まった魔法陣じゃないと決められないんですか?」


先生といった時アルカナちゃんの口元が少し緩んだのを私は見逃さなかった。


「んふー、ミウシア君、いい質問です。自分で作れるですがそのためには神式語という文字をマスターしなければいけないです。・・・つまり勉強ですね。神式語さえ理解できれば後は...。」


さらに黒板に書き足すアルカナちゃん。

△と▽を重ねて〇で囲った図形を描いてその下に色々な文字を書いていく、先ほどと文字の雰囲気が違うからあれが神式語なのかも。

「この図形の周囲に火、水、土、風、光、闇のいずれかの属性と〇(何)を〇(どこに)に〇(どうする)といった命令式を神式語で記入して、最後に始動キー...魔法名ですね。を書いたら完成です。あとは始動キーを唱えるだけですが、図形と文字が綺麗に書かれていることと、その魔法に込める自身のマナの量、あとイメージがしっかりしていないとうまく発動しないです。」


とにかく神式語をマスターすることと、マナ操作を上達させる必要があるみたい。


「さらに言うと、複雑な命令の魔法は特殊な宝石が埋め込まれた杖のような武器を媒体、つまり祝福された武器にしないと発動しないです。」


簡単な魔法は何もなくても使えるけど大規模の魔法は魔法職じゃないとダメってことかな。

ここまでのことをまとめると。


・魔法を使うにはマナで魔法陣の絵をかいてその周囲に神式語で発動したい魔法の効果と魔法の名前を書いて、マナを注いで魔法名を唱える必要がある。

・難しい魔法は魔法職じゃないと発動できない


ってところかな。

スキルに関してはどうなんだろう?

魔法と同じように色々準備しなきゃいけないのかな。

ふとトルペタ君があんまり発言していないことに気が付きてトルペタ君の方を見る。

神式語かぁ...。と呟いているのが聞こえた。トルペタ君も魔法を使えるようになりたいのかな。


「では次はスキルについてです。ここまでで質問はありますですか?」


「すみません、自身のマナはどうしたら増えるのでしょうか?」

ずっと悩んでいたトルペタ君が手を挙げて質問をした。

確かに、私もトルペタ君も魔物をたくさん倒しても訓練をしてもMPは全然上がっていなかった。


「えと、そ、それはですね、祝福武器で敵を倒すと魔物のマナを吸収して自身が強くなる、俗にいうレベルアップという現象があるのは知っていますですか?」

アルカナちゃんが少し慌てながらの問いかけに対してトルペタ君がうなずく。

なんで慌ててるんだろ。


「個人の持てるマナの許容量、これをMP(マナポイント)と言います。魔法、スキルによって自身のマナは減りますが時間が経てば許容量までは回復できます。ではその許容量の上限をどう上げるかというと、祝福武器で魔物を倒して吸収した時、その分上限が増えるです。自身のマナが空っぽか満杯かは関係なく上限が上がるです。つまり、レベルは自身のMP上限値を大雑把に数値化したものなのです」


「MPを確認する術はありますか?」


「ないです。個人が魔法の回数や込めるマナの量などから計算して数値化しおおよその値を出すしか方法が無いです。なので算術にも精通していないとやっていけないのです...。ほんと嫌です。」


私は<解析>アナライズの魔法で確認できるのはちょっと異常だったのかも、言わないでおこう。

トルペタ君はもう知ってるけど。

とか思っているとトルペタ君がちらりと私の方を見てくる。

軽くうなずいておいた。


「ではスキルの説明を始めますです。スキルとは、祝福された武器にマナを込めることでマナを具現化する魔法とは違うモノです。空気中のマナと自身のマナを使用するのが魔法、自身のマナのみ使用するのがスキルと覚えとくといいです。」


そう言って黒板に絵を描くアルカナちゃん。

私が文字を読めないのに気が付いてか文字じゃなく絵をかいてくれているようだ。


武器を持った手をでかでかと書いて手から武器に矢印、武器から外に向かって矢印が描かれていく。


「祝福武器にはそれぞれ属性があるです。自身のマナを祝福武器に通すとマナがその属性に変質するです。その属性のついたマナを制御するのがスキルというです。例えば炎を剣にまとわせて切ったり、射出させた矢に風で回転をかけて貫通率を上げたり、土属性のマナをハンマーにとどまらせてハンマーの質量を上げて叩いたり。工夫次第で何でもできるです。」


私の光属性だと何だろう、刃から光出して振るとぶぉんと音のなるライトセイバー...いやいやいや。

そういえばアルカナちゃんはどういう使い方をしているんだろう。


「先生はどんなスキルを使ってるんですか?教えてください!!!」


「ふふ、いいでしょうミウシア君、でも先生のスキルはちょっと特殊です。水魔法の力を上げるものです。しいて言うなら魔法補助スキルですかね。魔法を唱えるときに込めるマナをスキルを使って込めるのです。魔法の属性と武器の属性が一致してると威力が跳ね上がるです。....まあ少し特殊なので魔法職じゃなければあまり参考にしないほうがいいです。」


魔法用のスキルもあることに驚いたけど私にはあまり関係が無いのかもしれない。

いや、もしかしたら飛び兎を使ってマナを込めたら....まぁ後々やってみよう。


「スキルについては以上です。なにせ武器の種類、属性によって無限の使い方があるです。あとは個人がどういう風に武器を活かせるかにかかってるです。講習は以上ですが実戦の講習もしてみるです?スキルを使うときのマナ制御ならアドバイスできるです。」


ランクの高い冒険者にアドバイスが聞けるいいチャンスだと思った。

トルペタ君の方を見ると「ミウシアさん、お願いしましょう!」と言われたのでアルカナちゃんにお願いすることにした。


「お願いします!」

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