夢の世界
プロローグ
ある時、ある町で、ある男が歌った。
男性とも女性ともつかない声で歌っていた。
『夢を観よう
けして醒めない深い夢を
眠りにつこう
けして覚めない深い眠りに
色褪せない夢を観よう
醒めない夢を観よう
あの日あの時の丘の上で』
そして男は霧が晴れるように消えていった。
町には静寂が戻り、そして静かに町も男のあとを追うように霧散していった。
一章
フロール町と呼ばれるちいさな、いわゆる地方都市がある。
そこでは今、三か月に一回の大きなバザーが行われていた。
ごったがえす人混みの中、ひときわ目立つ薄青色の髪を持つ少年が道の端に屈みこんでいた。どうやら露店で果物を品定めしているようだ。店主らしき髭面の男が少年と会話している。
「よう、兄ちゃん。リンゴはどうかね?安くしとくよ。」
「美味しそうですね、
いくらくらいするんですか?」
少年は三つほど手に取り、男に提示された金額を支払い歩き出した。
少年はそのままリンゴに食いつき呟いた。
「もうこのリンゴに昨日稼いだお金全部使っちゃったしな~。今日の宿どうしようか…わっ!?」
突然、横道から大きな爆発音と同時に爆風が押し寄せてきた。人々はどよめき、少年は弾き飛ばされる。
そして少年は目にする。
赤く光る眼、人一人分はあろうかという巨大な口、飛び出した筋肉と思われる繊維、黒光りする異形の姿を。
少年は恐怖した。目の前に現れた見知った化け物の姿に。
少年は戸惑う。初めて見たものに既視感を覚えたことに。
そして少年はそれから先を考える間もなくそれに食われた。
友人に頼まれ初めて小説書いてみました。須斗です。
何を書こうかと悩んでいると友人からファンタジー!!と言われたんで書き始め
二日ほどかけやっと一章書き終えました。二章も近々出す予定なので見て頂ければ嬉しいです。
文章も拙い部分あろうかと思いますがよろしくお願いいたします。
Twitterもこの名前でやっているのでアドバイスなどいただければ幸いです(o_ _)o))




