中級編その1 オイルを売る
次は中級編としてオイル交換の勧誘である。ガソリンスタンドにとってオイル交換は油外収益の柱のひとつである。あとはタイヤと洗車であるが、洗車より客単価は高く、またタイヤと比べると比較的売りやすい商品である。
オイル交換の勧誘については、勧めやすい客層に勧めると言うのが成功の秘訣となろう。その客層と言うのは中年以上の女性、男女問わず高年齢層、あとは羽振りの良い個人事業主である。中年以上の女性と高年齢層は大抵、車の構造等についての知識に疎いため、不安感を煽ると言う手が有効である。例えば「このまま放置してるとエンジンが焼き付くかも知れません。エンジンが焼き付いたら修理代だけで何十万もかかりますよ。それでいいんですか?」と言う感じに勧めると効果的です。羽振りが良い個人事業主についてはひたすら持ち上げて気分良くさせるのが攻略の糸口となろう。
そうしてオイル交換の承諾を取ったら、さらにフラッシングとエレメント交換も押して売り込むべし。お客も根負けして同意するであろう。
なおどうしてもオイル交換に同意しないお客に対してはウルトラCの策がある。まずは洗車をお勧めする。水洗いでもなんでもいい。車のキーを預かって車を移動する際、そのままピットに入れてオイルを抜いてしまうのだ。その際は下抜きで行うことだ。そして受け皿に入った抜きたてのオイルをお客に見せるのだ。「ほら、この通り、こんなに汚れてますよ」もちろん何を勝手にとお客は憤るかも知れないが「これはお客さんのためなんです。こんなに汚れたオイルを放置しておく危険性を知っていただきたくて、あえてこのような手段を取らせていただきました」こう言って胸を張れ。恐らくお客は不承不承ながらもオイル交換を承諾しよう。
さあ、あとは実践あるのみである。頑張れ‼