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【魔法使いと私】が生まれたとき

※結末にも触れるネタバレあるので未読の方はお気をつけください

 最後で落選したものの、ルフナ大賞一次通ったのが、とてもとても嬉しかったので、「魔法使いと私」通称「まほわた」がどうやって生まれたのかについて語ろうと思います。


 以前、完結時に活動報告にも書きましたが、まほわたは、連載する気がなく書き始めた話でした。なので、一章の途中までは一話完結っぽい形で進んでますね。ちなみに、過去の記録によると一章は一日で書き上げたそうです。


 そして、最初の話をアップしたときには、12話で完結です。って明言してましたね。連載開始は2011年の自サイトでの公開でした。なろうに転載し始めたのは、公開から3年後なんですね。


 当時は紅の鳩ともう一つ別のシリアス話をメインで連載してたんですけど、鬱作品すぎて筆が進まなかったのに加え、3.11の震災で気分が落ち込んでしまい。明るくてほのぼのした話がいい!と、気晴らしに書き始めたのが、まほわたでした。


 もう10年以上も前なんで、どこから師弟ものの発想が出てきたのかは覚えてないんですが、当時の自分によると「意地悪な師匠と苦労人な弟子の話を前から書きたいと思っており、つい手を出してしまいました」とのことです。


 もともと甘い話は好きだったんですよね。だから、とりあえずなんか師弟で甘いもの書いとこ。少しはアクセス数伸びるかな〜?くらいの気持ちでした。


 2話の師匠のセクハラ発言なんかは、今読み返すと、こんな露骨に師匠はいかないだろうな〜と思ったりもしますね。


 連載にしようと思ったのは、7話のシオンさんが出てくる話あたりからです。ここから、明確に話が続き物になってます。あとは、意識して伏線入れ始めたのもこの辺りからですね。


 全く覚えていないのですが、たぶん、一章の前半を更新しながら、どこかのタイミングで後半部分を書き直しています。当時は、数ヶ月に1回更新とかだったんで余裕はあったのかもですね……。テキストをhtmlにする必要があったんで、brタグとか入れる必要があり、昔は更新一つ取っても手間でした。


 紅の鳩を書かないといけないな……と思いつつも、まほわたの方が書きやすかった&想像が膨らんでしまったのもあり、ここでメイン連載をバトンタッチ。


 それまでは、二次創作含めて、小説の書き溜めなんてしたことなかったんですが、意識して先の話を書くようになりました。そして、プロットも作ったことなかったのですが、先の話をとりあえず箇条書きでメモしていくことを始めました。


 この箇条書きプロットが、完結まで導いてくれたと言っても過言ではないですね……。まほわた以前に書き散らしていたものは、行き当たりばったりで書いてたせいか、どの話も完結させたことがなかったのです。


 プロット自体は、


 ・リザと師匠がデートする

 ・ペンダントか何かを買う

 ・ペンダントは後で使う


 みたいな、超雑な箇条書きでしたね。でも、一応、最後まで箇条書きで何かしらを書き終えたおかげで、道らしきものが薄っすらと出来上がってました。


 今でも覚えてるんですけど、2章のルーニーラビットの話は、書き上げた時はアイリスというキャラクターの構想は無くて。で、なんだかんだ書いてるうちに、アイリスが生まれて。1章は師匠とリザ、シオンの紹介だからまだいいとして。このままだと2章はルーニーラビットが出張ってる割に、なんの伏線でもなく、師匠が強いだけの話になる……っ!と思い、急遽アイリスの伏線をねじ込んだのでした。懐かしいね。


 ちなみに、師匠の正体だけは、一章から決まってました。と当時の私は言ってます。


 登場するキャラクターや設定なんかも、実生活での影響がもろに出ていたりします。ヴァンパイアが出てくるのは、当時ステファニー・メイヤー著の『トワイライト』を読んでいたから。龍語はちょうど暗号化の授業を受けてて、シーザー暗号を知ったから。と、かなり単純でした。


 そんなこんなで、行き当たりばったりから何とかやりくりして仕上げたのが、魔法使いと私でした。初めて完結させた作品というのもあって、私の中ではとても思い出深い作品です。


 そして、完結まで仕上げられたのは、当時、読んでくださった方々の声があってこそでした。連載当初はなろうではなく、自サイトやブログに上げていて。掲示板に感想を頂いたり、ブログにコメント頂いたりしました。たぶん、あの時に何も反応がなければ、途中でフェードアウトして消えてたと思います。本当にありがとうございます。


 まほわたは、今でも感想や反応を頂ける作品です。(連載開始から10年以上も経ってるのに!)とても愛されていて、私自身も非常に嬉しく感じています。本当の本当に、みなさま、ありがとうございます!


 私はリザと師匠には頭が上がらないですね……!


 あとは、過去の記録を漁っていて、まほわたのリザと師匠の関係について自分が語っていたので、当時の文書そのまま載せておきます。



【リザと師匠の考察】

 紅を書き進めていて気付いたのですが、師匠は割と正統派なヒーローなのかなぁ、と。

 普段は意地悪でリザのこと虐めて楽しんでますが、本当にピンチな時は絶対に助けてあげているような。

 夢魔の時も、結局最初は助けなかったのは、リザに過去を見せたくなかっただけだし。

 自分が中心に回っているように見せて、実はリザ中心に回ってるのかなー?


 逆にリザは、あまり師匠に依存していないように見せかけて、相当依存しているような。

 そもそも、小さい頃に両親が他界して、師匠に育てられて、変なところで歪んでいるかもしれない(^q^)

 最近まで友達もいなかったしね!全ての物事の基準がきっと、師匠になっている。

 身寄りも無く、師匠だけが唯一の家族と呼べる存在なので、彼を失うことは相当恐ろしいと考えていそう。


 もしリザが他の人を選んだら、師匠は大人しく身を引いて、彼女の幸せを祈りながら別のところで生きていくだけの気概はあるのでしょうが、リザは無理でしょうね。

 師匠が違う女の人を選んだら、そこで彼女の人生は終了するような気がする…w


【アイリスの過去話を投稿したとき】

 今回のお話で、アイリスの過去に少し触れました。彼女はリザの影みたいな人です。

 リザも、一歩間違えばアイリスのような人間になってしまっても仕方なかった。

 ただ、アイリスほどの力が無かったのと、師匠が丈夫でピンチになることが少ないのが幸いでしたね。

 もし、師匠がいなくなって、ひとりぼっちになってしまうような状況に陥ったら、リザは他の何を置いても師匠を取り返すために動いていたでしょう…。

 決して正義感が強いわけでもなく、どこにでもいる普通の女の子なのです。

 アイリスが苦しむ姿を見て、それを嬉しく思うのも、彼女がまっすぐではない証拠ですねw


 前からちょいちょい書いてますが、師匠の方がリザに依存度高そうに見えますが、実はその逆だったりします\(^o^)/

 数百年も待った男は、身の引き方もきちんと心得てるんですね!\(^o^)/



 とのことでした!

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