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第5話 神寵

 ミクセス王国・王都内、騎士団長ハルベルトの直轄訓練場にて。


「【ブレイブリー・スラッシュ】!」


 有原は目の前に置かれた、人の背丈くらいの大きさの石材を、光を帯びた剣で斬りつける。石材はいともたやすく真っ二つになる。


「はっ!」

 これに続いて、篠宮は目の前に置かれた石材三つを、スキルを使わず普通に剣で斬る。石材三つはまとめて両断される。


 二人の絶技に、訓練場の隅で見守っていた観客四人は拍手を送る。


「これが救国の勇士の真の力か……見事だ」

 その一人、ハルベルトは、高等な腕を誇る有原と、それすらも超えた技量を誇る篠宮に感心した。


 篠宮は照れくさそうに、昨日から赤に染まった前髪をいじる。

「お褒めいただきまして光栄です、ハルベルトさん……けど、これが真の力、っていう実感がまだあまり……」


 謙遜する篠宮へ、有原は言う。

「そうかな、僕は真の力を解放したみたいな気がするけど。だって身体もガッチリしてて、髪色も変わっているし……」


 その有原の言葉を聞いて、飯尾はツッコむ。

「お前、今自分の好きな漫画のこと考えてただろ?」


「あ、バレちゃったか……」


 有原は80〜90年代に流行り、今だメディア展開がなされ人気を博している、とある漫画の熱烈なファンである。


 別にこれ自体は悪くないのだが、この関係で、他の漫画をあまり読みたがらないため『いずれ高校生として時代遅れな人にならないだろうか?』と、飯尾は心配している。

 だから飯尾はこの漫画関係の話になると、愛の鞭敵に攻撃的になってしまうのだ。


「そういうことじゃないんです。僕が言いたいのはその、この力が本当に何なのかわからなくて……」


 この力はグエルトリソーに食われる寸前、奇跡的に、理由もわからず得た力。

 だから篠宮は、これが単なる強化と捉えていいのか、はたまた真の力を解放したのか、と、どう判断すればいいのかわからないのだ。


「そうかもしれない。そもそもこの力……今の段階では現象と行った方が適切か、これが何なのか、無念にも私でさえもわからないのだからな」


 ハルベルトは篠宮と有原を凝視し、二人の能力示板ステータスウィンドウを同時に拝見する。

 二人のレベルは同じく20。しかし、攻撃力や防御力の能力値を比べてみると、篠宮が全体的に一回り強かった。


 ハルベルトは、能力値から、文字すべてがモザイク状になった項目へ目線を移す。

(恐らく、この歪な文字の項目が、彼の超越した力の理由なのだろう……)


 その最中、有原と篠宮が、ハルベルトの無言の凝視に怯えて、

「あ、あの……ハルベルトさん、どうして僕たちのことを睨むんです?」

「な、何か気に障ることでもしましたか?」


「おっと、あ、いや、すまない。君たちの能力示板を見ていただけだ」


「なんだ、そういうことでしたか。すみません……」


「ですけど、僕たちが能力示板を開いていないのに、どうやって僕たちの能力示板を見てるんですか?」


 有原の質問にハルベルト……よりも先に、この場に居合わせていた海野が答える。

「相手の能力示板を、自ら覗くことができるようになるスキル、【能力認識】でだ。相手とのレベル差が大きいほど見れる項目が多くなる。逆だったらまるっきり見れない」


 隣にいる飯尾は言う。

「へぇ、この前、久門のジョブを【勇者】って言い当てたのはそれがあってなのか」


 今度はハルベルトが答える。

「その通りだ飯尾殿。このスキルは全ジョブで覚えるが、全体的に【魔術師】、【暗殺者】、【狙撃手】が低レベルで覚えやすい。私のジョブは【戦士】故に、このスキルを覚るのには苦労したものだ……」


「へぇ、そうだったんですか。だったら、知識自慢みたいなことしてごめんなさい」

 海野は一応会釈し謝った。


「大丈夫だ海野殿。むしろ私は貴方がそれを熟知してくれて嬉しかったぞ」


「それはどうも。で、今何の話してたっけ?」


「そうだな。話を本筋に戻さねばな……そうだ、皆様も念のため、篠宮の能力を見てくれないだろうか。ひょっとしたら、【界訪者】だからこそわかることもあるかもしれないだろうかな」


「は、はい、わかりました! じゃあすみません勝利さん! 能力示板を見せてくれませんか?」


「わかりました、【能力証明】!」


 篠宮は早速、自分の能力示板を表示する。

 相変わらずの一回り強力なステータスに、飯尾と内梨が凄い凄いと言う中、有原は真っ先に以前、自分の能力示板にあった、『まるで読めない項目』に注目する。


「あれ、あれ!?」


「どうした祐!?」


「ここ、ここを見てよ!」


 ■■:【トール】――有原は、篠宮の能力示板の、一部だけ読めるようになった未知の項目を指さす。


 これを見て、飯尾は自分の能力示板を表示し、同じ部分を見比べる。


「なんだこの項目? 俺の方は全部モザイクが掛かってんぞ?」


 内梨も飯尾と同じことをして、

「こんな項目があったんですね……やっぱり、私のも何も読めません。勝利さんは【トール】と一部分だけ読めますのに」


「美来さんもか。何だよ、【トール】が何なんだよ?」


 聞き慣れない三文字を耳にし、ハルベルトは、五人に問いかける。

「トー……ル……それはどのような物なのか?」


 真っ先に答えたのは飯尾。

「俺の一家の車ですかね」


「飯尾さん、多分それじゃない」


「ハルベルトさん、この【トール】っていうのは、僕たちの世界にある『北欧神話』って話に出てくる雷神だと思います」


「雷神!? トールとはそういうことなのか!?」


「「はい」」

 と、有原と海野は偶然にも声を揃えて返事した。


「ん、どうしたの海野さん? 急に声揃えてきて」


「……あの、学級委員、ここは俺に解説任せてくんないかな?」


「あ、いいよ。こういう話は多分、僕よりも海野さんの方が詳しいそうだから」


 あんがと。と、海野は有原へぎこちなく感謝した後、ハルベルトへの解説を始める。

 

 トールとは、北欧神話に伝わる神。

 その容貌は燃えるような瞳と、赤髪の大男とされる。

 北欧神話の神々の中で随一の戦闘力を誇り、得物の雷槌ミョルニルでほとんどの敵を一撃で打ち破ったことから、雷神と戦神の面を持つ。


「なるほど。赤髪の武勇に優れた雷神か……」


 赤髪、戦神、雷……そのキーワードを脳裏に浮かべながら、ハルベルトと有原ら五人は、現在、赤い髪と、驚異的な力と、邪神獣を倒す雷属性の大技を用いていた、篠宮へ視線を集中させる。


「どうやらその【トール】は、車じゃないみたいだな」


「もうその線はとうに消えてるって飯尾さん。だいたい何故に篠宮さんの能力示板にあんたの家の車名が書かれてあんだよ」


 と、飯尾と海野がしょうもない話をしている中、ハルベルトは、一年二組をこの世界に召喚するまでに読んだ古文書の記述を思い出す。


「『神の如き力』……これはどうやら単なる比喩ではなかったようだ」


 ハルベルトは自信の知識と、篠宮の変化と、界訪者の知識を元にこう推測する。


「貴方たちはどうやら、前の世界の神の力の加護を、この世界で発揮できる素質があるようだ」


「ま、前の世界の神の力の加護……ですか?」


「そうだ。以前、私が話していた通り、大陸の住人は、『神々』と呼ばれる超越した存在に加護を与えられて繁栄した。

 それが貴方たちの世界でも同じように、貴方たちの世界にいる神々が加護を齎している。

 しかし、貴方たちの神々は、この世界の神々よりも存在がはっきりとして、より強大。故に、今の篠宮殿のように、我々の認識を超えた力を持っているのだろう」


 内梨は話の腰を折ることを恐れながら、ハルベルトに尋ねる。

「そ、存在がはっきりとして……強大……どういうことですか?」


「いい質問をどうも内梨殿、丁度それを話しておきたかった。貴方たちにとっては意外かもしれないが、この世界の『神々』は、大まかな人数も、誰が何を司っているかも、功績も、名前すらもわからない、非常に曖昧な存在なのだ。だから私は、名前も神格も明確な貴方たちの世界の神々は、我々の神々よりも強大と思うのだ」


「そ、そうなのですね……それは大変ですね……」


 内梨がハルベルトへお礼の言葉を述べた後、彼女とは対照的に、飯尾はビシッと手を上げる。

「あ、すいません? 俺もこの流れでまとめて質問していいですか?」


「いいとも、この形式で説明した方がわかりやすいかもしれんからな。では、何が聞きたい飯尾殿?」


「別に篠宮って、雷神トールを崇めてたとかじゃないのに、どうしてトールの加護を貰ってるんでしょうか?」


「……そ、それは……」

 今のところ把握している前例が篠宮ただ一人。ハルベルトは答えにつまり、数十秒ほど悩んだ後、


「……【狙撃手】としての活躍を夢見て弓の鍛錬をしていた者が、後々になって自分が【格闘家】と気付いた、といったようなことが多々ある。

 それは神がその者のジョブは【格闘家】の方が相応しいと考え、その加護を与えたからだ。と考えられる。

 それと似たように、神々側が自分の加護を与えるに相応しい者に、それを与えている。だから貴方たちが望んだものとは限らない。ということではないだろうか?」


「なるほどね……だから俺はこんなのなんか……」

 と、海野が小声でつぶやくと同時に、


「あ、そうですか……なんかよくわかんないけど、はい、ありがとうございました!」

 飯尾は元気よくハルベルトへ礼を言った。


 飯尾の態度に対し、海野は思いきし舌を鳴らして、

「せめてわかれよアンタはよ。ハルベルトさんはせっかくいいこと突いてくれたんだから」


「ご、ごめんなさい……」


「気にすることはない。貴方たちが摂理や概念の差異が多い世界に来て、困っているのはこちらも理解している。では、他に質問したいものはいるか?」


 ハルベルトに質問を促され、有原は挙手する。

「……は……」

 が、途中で、『この質問もきっと答えづらいだろうな』と気づき、すぐに下ろした。


 時同じく、篠宮は挙手していた。

「はい。恐らくこれもはっきりと答えられないかもしれませんが、この僕の力の名前は……いったい何なのでしょうか? ハルベルトが熟読した古文書などに、固有名詞のようなものは書かれていなかったのでしょうか?」


「んー……これは分からないな。古文書にも『神の如き力』とのみ書かれていたからな」


「そうですか……これから先、もうちょっとわかりやすい呼び方をしたほうがいいんじゃないかって思って聞いてみましたが……」


 ここで飯尾は、持ち前の豪快さをもって提案する。

「じゃあさ、この際俺たちで勝手に呼び方を考えちまおうぜ。例えば、その『神の如き力』ってのを略して【神力】ってどうよ?」


 相変わらず短絡的だな。と、海野は飯尾に怒った後、

「それだと神通力って言葉がもうあるからややこしいって。さっきからハルベルトさんは、神から与えらてる力とかそういうのをひっくるめて、『加護』って表してるから、それを文字って【神護】ってどう?」


 海野の呼称案に対し、有原は首を傾げる。

「僕はそれでいいかもだけど、みんながどう思うかなぁ……? 飯尾護の『護』が丸々入ってるから」


「あ、そうか、アンタの名前はそっちの『まもる』だったか。じゃあ、【神加】?」


 今度の海野の呼称案を聞いて、内梨はわぁと笑う。

「そ、それいいかもですね! 無添加みたいで優しい感じがします!」


「じゃあ却下だ。どうせなら勇ましい感じのほうがいい」


 神与、神技、神域、神衣、などなど、海野はそれっぽい案を次々と出して行くが、これぞという物がなかなか出てこない。


 その結果、これ以上話が長引くことを恐れて、

「じゃあここは縁起優先ってことで、一年二組の中で初めてこの力を覚醒させた勝利に決めてもらうのはどうかな?」

 みんなにとって平等に納得できるだろう理由を添えて、有原はこう提言した。


「あ、それはグッドアイデアだな! 篠宮賢いからスゲーいい名前考えてくれるだろうしな! こないだの新入生テストも五位だったし!」


「おい! だったらなおさら俺に考えさせてくれ! だって俺の方が篠宮さんよりも……四位だったんだぞそのテスト!」


「ま、まぁまぁ、ここは落ち着いてください、海野さん」


「そ、そうですよ海野さん。ここはあの戦いのMVPを称えるためにも、お願いします」


 何としてでも名前をつけたい海野を、有原と内梨がなだめる中、篠宮はこの力の総称を考える。

 そして彼は訓練場の土に、鞘に納まった剣で、思いついた案を書く――【神寵】と。


「しん……りゅう?」

 と、飯尾は勘で読んでみる。


「【神寵しんちょう】です。『寵』っていうのは、『いつくしみ』、『めぐみ』っていう意味があります。ただ『恵』とか『慈』とかの字を使っても味気ないと思って、あえて難しい字を使ってみました。

 ちなみに、元々『恩寵』っていう、神の恵みを表す言葉もあったりしますが、それのままでも味気ないので、神から貰った感を演出するために、さらに『神』の字をあてがってみました。これで……どうでしょうか?」


 まず内梨より、

「私は……好きです。神秘的な感じがすごく伝わってきます」


 次に有原から、

「僕もいいと思う。この、龍に似ている字を使ってるのも格好いいと思うよ」


 続いて飯尾が有原を横目で見ながら、

「有原……お前、また自分の好きな漫画に引っ掛けて気に入ってるんじゃないのか? まぁ、かくいう俺もこれは独特な気がしていいと思うけど」


 そして海野はやや不満げな顔をして、

「結局既存の言葉の捩りみたいで安っぽい感じもするけど……でもいいや。多分これ以上粘ったら粘ったで見てられなくなりそうだし」


 最後に篠宮はハルベルトにも感想を求めた。


「別に私は、君たちの好きなようにしていいと思う。なんせこれは君たちの力なのだから」


「そうですか、ご親切にありがとうございます! でしたら今日からこの力の総称は、【神寵】にしよう!」


 この時、一年二組の能力示板の解読不能な項目名が、【神寵】とはっきり読めるようになった。


「うわっ、いつの間にか読めるようになってます!」

 と、内梨は能力示板に書かれた【神寵】の文字を見て驚く。


 時同じく海野は、

「今、篠宮さんが定義したってことかな……うわー、だったらもうちょい頑張るべきだったかな、俺」

 自分のセンスと粘りの足り無さを後悔した。

 

「では、今日より【神寵】と名付けられたこの力は、私も邪神討伐作戦と並行して調査したいと思う。

 そうすればきっと、貴方たちにが【神寵】に目覚め、いち早くこの大陸を平和にして、貴方たちを無事に元の世界にあげられるだろうから」


 そう五人の界訪者に誓ったハルベルトへ、有原たちは礼をする。


「ありがとうございます、ハルベルトさん! 僕たちも、みんなを助けられるように頑張ります!」


「ああ、ともに頑張っていこう! 有原副団長!」


「はい!」


(ん? 今なんでハルベルトさんが、副団長って敬称をつけたんだ?)

 と、飯尾が内心疑問に思う中、ハルベルトは沈みゆく西日を見て、


「さて、そろそろ頃合いだろう。みんな、今宵は何をするか覚えているだろうか?」


 篠宮は、はい。と、爽やかに返事をして、

「僕たちが大陸に来たことの歓迎と、邪神獣討伐を祝う宴会ですよね?」


「いかにも! 今だ戦時中故に気持ちが乗り切らないかもしれんが、今後の活躍のため、ここで元気と士気を高めて貰うぞ!」


 かくて、五人はハルベルトに続いて、宴会場のある王城へと向かう。


【完】

■用語

【神寵】

 有原たち【界放者】のみが覚醒できる未知の力。

 覚醒すると元いた世界の神々を模したような加護が手に入る。


 加護の具体例は以下の通り。

 ①ステータスが強化される。

 ②髪色がありえない色に染まる。身体がたくましく、美しくなる。など、見た目が変化する。

 ③強力なスキルを会得できる。


■登場人物

篠宮しのみや 勝利しょうり

 レベル:20

 ジョブ:【戦士】

 神寵:【トール】

 スキル:【ライトニング・ソード】、【ミョルニルズ・ヴァリアント】など


 有原の幼馴染の少年。

 文武両道、容姿端麗かつ優しい性格から、クラス内の女子人気を桐本と二分している。

 ジョブ【戦士】として剣を振るい、前線を支える。

 さらに、神寵【トール】に覚醒し、【ミョルニルズ・ヴァリアント】を始めとした尋常ならざる威力を誇るスキルでいかなる強敵も打ち倒す。


海野うみの 隆景たかかげ

 レベル:23

 ジョブ:【魔術師】

 神寵:???

 スキル:【アクア・スフィア】、【スコール・ガトリング】など


 一年二組の眼鏡男子。陰キャと自称し、陰湿で口が悪く、表に立たず裏方に回ることを好んでいる。

 小競り合っている飯尾とは反対に頭が良く、なし崩し的に協力関係になった有原たちの知恵袋として活躍している。

 得意の水魔法による援護射撃と、神がかった洞察能力で貢献する。

 SNSのフォロー欄はアニメ公式アカウントでいっぱい。


【ハルベルト・レヴォルツ】

 レベル:54

 ジョブ:【戦士】


 大陸の住民。ミクセス王国五大騎士団長の一人。

 厳格ながらも礼儀正しく接しやすい性格。

 革新的な思考の努力家でもあり、救世のためにかつての伝承を再現し、有原たち一年二組を呼び寄せた。

 解説したいことがあると、そうせずにはいられない。


※登場人物紹介は、話の動向次第で同じ人が複数回掲載されることがあります

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