第4話 邪神獣との戦い
血濡れの巨大な銀狼――邪神獣【殺戮のグエルトリソー】は、目の前に臆することなく留まる四人へ、左前足を振り下ろす。
「【スピード・ギフト】!」
内梨は自分たち四人に素早さ増強の魔法を掛け、四人は速度をもってして左前足を避ける。
グエルトリソーは大地にヒビを入れた左前足を軸に回転し、後足と尾で薙ぎ払う。
「ここは僕に任せて! 【ブライト・カッター】!」
有原は剣を媒体に、光の斬撃魔法を放ち、尻尾の中心を狙って飛ばす。
このダメージでグエルトリソーは怯み、振りかぶった後足を引き戻す。
「そこだッ! 行くぞ勝利!」
「おうとも、護くん!」
次の攻撃が繰り出される前に、飯尾と篠宮はグエルトリソーとの間合いを詰め、
「【撃砕拳】ッ!」
「【ライトニング・ソード】!」
各々の渾身の一撃を左前足へ叩き込む。
グエルトリソーは鼓膜を激しく震わせるほど大きな悲鳴を放ち、両前足を天に挙げる。
「こ、これで帰ってくれますでしょうか……」
と、言う内梨と同様、有原もグエルトリソーの悲鳴に一瞬期待した。だが刹那、有原は奴の眼光が未だ殺気を帯びていることに気づく。
「護、勝利! 危ない、大技が来る!」
この有原の咄嗟の注意と、さっき内梨がかけた素早さ強化が幸いした。飯尾と篠宮は紙一重で後ろ飛びでグエルトリソーの爪を避けた。
「あ、危ないところでしたね……ありがとう、祐くん!」
「いやぁ、一瞬遅れてたら俺らは三枚おろしだったな……ヤベえなこれ」
四人は地面に豆腐めいて刻まれた切り込みと、そこにめり込む血で延長されたグエルトリソーの鋭爪に、ただただ戦慄した。
*
一方その頃。
真壁のグループは後方へ撤退しつつ、魔物の群れに囲まれるなどして逃げ遅れていたクラスメートを救出していた。
「さっさと逃げろと命令されたのなら、すぐ逃げるのが道理だろうが……」
「は、はい……サーセン、真壁さん!」
「皆急げ、この戦場への長居は危険過ぎる」
普段はノリが軽い陽気な女子――『三好 縁』の誠心誠意を込めた感謝の言葉を無視し、真壁は撤退の指示を仲間たちに出し続ける。
その途中、堅物とも言えるほど真面目な雰囲気をした長身の男子――『都築 正義』は、恐る恐る真壁に尋ねた。
「理津子さん、学級委員の救援はどうしましょうか?」
真壁は即答する。
「それは彼らの責任だ。私たちが助けるのは道中で拾える者だけでいい」
承知しました。と、都築は短く返して、他のクラスメートたちとの撤退作業へ戻る。
*
巨体と、それに似合わない俊敏な体捌き、体のどこからでも瞬時に生成できる血の刃、それから執念強さ。それが【殺戮のグエルトリソー】の恐るべき特徴。
有原たち四人はそれを横暴に押し付けられ、さっきの連携反撃以降、回避と防御に専念せざるを得なくなった。
その劣勢を防衛軍後方の物見櫓から見ながら、ハルベルトは『自ら助けたい』と思った。
けれども彼は指揮官として、後方で待機していなければならない。ここで彼は歯がゆさを感じた。
「誰か、勇気ある者、彼ら四人の救援をお願い出来ないか!?」
と、ハルベルトは自分の代わりになる者を求めた。けれども応えるものはいなかった。
この世界の元々の住民は、そもそも『邪神獣と戦って数分間生きながらえている』彼らよりも非力であるため、自分たちが言っても焼け石に水としかならないと理解している。
界訪者たち、一年二組たちは、特に確固たる根拠はないが『自分たちが行ってもどうせ……』と諦めているから、あるいは、
「嫌だ、嫌だ! ボクは学級委員を助けに行くんだ! どけろ真壁!」
「武藤さん、冗談はよしなさい。あなたの今すべきことは撤退のみだ」
愚直に撤退へ専念する真壁によって、強制的に足止められているからだ。
それらの理由により、大半の者にとっては決して快く受け入れられる事実ではないが、もはや『有原たちは見捨てる』という決断が暗黙的に成されようとしていた。
けれども、有原たちはやすやすと見捨てられる筋合いも、ここで倒れるつもりも金輪際無い。
「【ブレイブリー・スラッシュ】!」
グエルトリソーの猛攻に折れず、果敢に攻撃を続けた。
だがグエルトリソーの暴威は一向に収まらない。それなりの攻撃を与え、ダメージが蓄積しているにも関わらず。
飯尾と篠宮は後退し、内梨の回復魔法を受けながら、
「チッ、しぶとい奴だな。無敵かコイツ?」
「流石にそんなことはないと思うよ、護くん。すぐカウンターされてたけど、さっきの同時攻撃を食らった時の雄叫びは、絶対に悲鳴だった」
二人が回復する時間を稼ぐため、前線に留まる有原は、精神を研ぎ澄まし、グエルトリソーの頭を狙って、
「【ブライト・カッター】」
光の斬撃を飛ばす。
身を反らされ、頭こそ狙えなかったが、斬撃はかろうじて首筋に命中。グエルトリソーは耳をつんざくような悲鳴を上げる。
「急所だ……やっぱり急所に一撃を食らわせないとどうにもならない」
「やっぱりか……」
飯尾は億劫になる。他の三人もこれからするべきことに、やや顔をしかめた。
さっきの有原の斬撃が頭に当たらなかったように、頭などのグエルトリソーの急所を攻撃するのは難しい。巨体故に頭へ攻撃が届かないのと、とにかく俊敏であるからだ。
「僕たちは、まずグエルトリソーの動きを遅くしなきゃいけない。けど、そのためにはどうすればいいんだろう……」
補助職である【祈祷師】として、常に後方で三人とグエルトリソーの様子を見ていた身として、これまで補助しか出来なかったこと――彼女はそれで十分なのだが――を巻き返すために、内梨は提案する。
「み、みなさん全員で足を狙うのはどうでしょうか……? 二本だけでなく、三本の足を痛くすればバランスを崩すのでは……」
「それだよ美来さん! それならきっと行ける!」
この案を有原は即採用し、速やかにそのための作戦を練る。
そして、
「【アタック・ギフト】、【マジック・ギフト】【スピード・ギフト】!」
内梨から物理・魔法攻撃力と素早さのバフを受け取った三人は、
「よおし、覚悟しやがれオオカミ野郎!」
「気をつけてくれよ、護くん!」
「篠宮もだ! 絶対この作戦を成功させてみんなで帰ろう!」
前から飯尾、篠宮、有原の順でグエルトリソーに突撃した。
補助魔法が得意な【祈祷師】の内梨は、お膳立てとして三人に物理攻撃力と速度のバフを掛ける。
比較的素早さが高い【格闘家】の飯尾は、がむしゃらに突っ込み、後足のどちらかを叩く。
防御力がある【戦士】の篠宮は、グエルトリソーの注意を引きつつ、前足のどちらかを攻撃する。
近接攻撃と魔法の両方が出来る【勇者】の有原は、飯尾と篠宮の動向を把握して前後どちらかの足を攻撃できるようにする。
これが有原がグエルトリソーの足三本を攻撃し体勢を崩すための作戦だ。
「うおおおお! 俺の無鉄砲さ、とくと見やがれ!」
飯尾はグエルトリソーの前足の間を潜り抜け、後足へひた走る。
「【ブライト・カッター】!」
有原は魔法を撃ち、篠宮の陽動を援護する。
篠宮は振りかざされるグエルトリソーの両足を防御・回避し続ける。
「祐! 勝利! 俺はもう奴の後足を全力でぶん殴れるとこまで来た! あとはそっちの合図に合わせる!」
「了解、護! 僕は剣でも魔法でも、いつでも行ける! 勝利、あとは君のタイミングでやってくれ!」
「ありがと、祐くん!」
そして、篠宮はグエルトリソーの前足叩きつけを避けた後、
「今だ! 【ライトニング・ソード!】」
迅雷が如き速さの剣閃をグエルトリソーの左前足に与える。
「あいよ、【撃砕拳】!」
続けざまに、飯尾はグエルトリソーの左後足に強烈な鉄拳を叩き込む。
左両足に衝撃を受け、全身が左に傾くグエルトリソー。最後の一押しに、有原は光を帯びた剣で、
「【ブレイブリー・スラッ……」
グエルトリソーの右前足を、攻撃せず、
「【ブライト・カッター】!」
代わりに有原は、五十メートルほど離れた位置にいた魔物を魔法で倒した。
その間に、グエルトリソーは傾いた全身を立て直し、再度暴れ回った。
「っおい有原!? お前どこ狙って攻撃してんだよ!」
「どうしたんだ祐くん!? せっかくのチャンスだったのに……」
と、二人が有原の居た所へ振り返って訪ねた時、有原はそこに居なかった。ついでに内梨もそこにいなかった。
「大丈夫かい、槙島くん、海野くん!?」
「す、すぐに手当をします!」
五十メートルほど離れたところで、有原と内梨は、クラスメート二人を助けに行った。
片方は、逃げ遅れて負傷し、魔物に襲われそうになっていた槙島。
もう片方は、目立った傷はないが単純に疲れてへたり込んでしまっている、襟足の長い黒髪と眼鏡が特徴の根暗そうな男子――『海野 隆景』だ。
内梨に逃げられる分だけの施しを与えて貰った後、槙島は答える。
「は、はい……これでギリ、どうにか……」
海野は有原に引っ張ってもらって立ち上がり、
「ありがと……それと、ごめん……」
「どういたしまして。あと、謝らなくていいって、困った時は助け合うのが仲間だ……」
「……それじゃない。君たちの邪魔したことに、ごめんって言いたいんだ」
「ああ、それか。それも気にしなくていいよ。そんなことより君たちの命のほうが大切だから」
「そうか、だったらなおさら言わせてくれ……ごめん。三点攻撃だけじゃあ奴は崩れない」
「……え?」
海野は有原から離れて、自分の足で立つ。それから海野は遠方でグエルトリソーの猛攻を凌いでいる二人を一瞥して、
「時間がないから手短に教える。奴の耐久力からして、足を三本叩いても隙は生じない。残り一本を力を発揮して暴れて、近寄る連中に手痛い反撃を食らわせてくるはず」
何故それがわかるんだ。と、有原は海野へ尋ねようとした。
しかし有原は、飯尾と篠宮、それから二人の撤退を優先して、
「わかった。それじゃあ、君たちは気をつけて撤退してね。僕たちはやり残したことがあるから……行こう、内梨さん」
内梨は海野と槙島の具合を再確認して、
「は、はい……!」
有原と一緒に、グエルトリソーと飯尾・篠宮の元へと駆けていった。
「……【ウェーブ・ライド】」
海野は自分で作った魔法の波をスケートボードのように乗りこなし、有原と内梨についていく。
それに気づいた内梨は驚いた。
「!? 海野さん、逃げなくて大丈夫ですか!?」
「大丈夫。内梨さんの回復魔法がバッチシ効いてますから。して、学級委員、そちらは大丈夫か? 三点攻撃が出来ないとわかった上で、次どうするか見当はついてるのか?」
「うん、ついてる。四足全てを攻撃する。これならきっと行けるはず……」
「……だから俺はついてきたんだ。これで攻撃役は四人になるし、僕は【魔術師】だから叩きそこねた足の狙撃も出来る」
「なるほど……けど、今から僕たちが戦うのは……」
「安心して、『五人全員で助かる』こと含めて、全部承知だから」
「……わかった。けど、無理はしないで」
こうして、有原は海野という助っ人を得て、飯尾と篠宮の救援と、グエルトリソーとの再戦へ向かう。
「……俺だって助けてもらったんだ、俺も恩返ししないと……」
その裏で、槙島は海野を見習い、一歩遅れて三人の背中を追いかけようとした。
「【サンダー・ショット】」
しかし、槙島が一歩踏み出した途端、彼の眼前に雷が落ちる。
槙島は背後にある多数の気配を感じ、振り向く。
何するんだ。と、言わんばかりに睨みつけてきた槙島を、手勢を連れた真壁は持ち前の冷たい目線で釘差す。
「撤退しろ、槙島さん。この戦場は貴方が長居できるところではない」
「うるさいっ! 俺だってやれることの一つや二……」
「今はどちらが立場が上かわかっているのか? 先程死にかけていたのはどこの誰か? 答えてみなさい、槙島英傑さん?」
槙島は歯をむき出しにして憤った。けれども真壁は一切顔色を変えず、目で蔑み続けてきた。
そして槙島は仕方なく、真壁と撤退した。
*
かれこれ数十分は戦っただろう。
邪神獣、グエルトリソーはそれでもなお疲労の気配を見せずにいた。
これと相対するのは、激戦故の疲労を抱えながらも、未だ戦意を絶やさずにいる五人の界訪者たち。
「一時は急にいなくなってマジビビったが……思わぬ収穫を得たな、祐」
「人のことを『収穫』って、物みたいに言わない方がいいよ、護くん」
「別にいいっての篠宮さん。どうせ俺は救われた身の陰キャですから」
「こ、こんなところでそんな自分を卑下しなくてもいいと思いますよ、海野さん」
「そうだよ海野さん。君も僕たちの立派な仲間だもの。だから、この戦い、絶対に勝つよ!」
学級委員らしく、この即席パーティーのリーダーらしく、有原は仲間を鼓舞する。
刹那、五人は各々の目標目指して、グエルトリソーへ果敢に駆ける。
大まかな作戦の流れは、海野を救援する直前と同じ。まず準備として、内梨は四人に物理・魔法攻撃力、素早さのバフを掛ける。
飯尾はグエルトリソーの前足を潜り抜け、後足のどちらかを目指す。
その間、篠宮と有原はいつでも前足を攻撃できるように心構えつつ、陽動を行う。
そして海野は三人の状態を把握しつつ、後足のどちらとも狙撃出来るように、情報を取捨選択し続ける。
グエルトリソーは胴の下に潜り込んできた飯尾を鬱陶しく思ったか、血の刃爪を伸ばした左後足を前方へ振る。
さっきの有原の救援時、ずっと篠宮と一緒に相手取っていたことが功を成したか、飯尾はこの動きを余裕で見切り、
「今だみんなッ! 【破砕脚】ッ!」
手前で横切る左後足に、全身全霊の力を込めた蹴りをぶつける。
これに続いて海野は、
「ここはこれで十分だろ……【アクア・スフィア】」
右後足に水の球を射出し、着弾と同時に炸裂させる。
さらに時同じく、有原と篠宮が、
「さぁ行くぞ! 【ブレイブリー・スラッシュ】!」
「これが僕の全力だ! 【ライトニング・ソード】!」
激しく輝く懇親の一振りと、迅雷の如き速さの一太刀で、両前足を各々一本ずつ切りつける。
グエルトリソーは四つ足全てへほぼ同じタイミングで繰り出された強烈な一撃に、あからさまに苦悶故の叫びを轟かせた後、重力に屈し頭と胴体を地面に落とした。
「やった……」
この現実は有原たちを、激戦の疲れさえ忘れるくらい驚喜させた。
「流石は界訪者……流石は【勇者】有原殿!」
物見櫓で指揮を取るハルベルトや、
「へぇ、級長さん、わりかしやるじゃねぇか」
対魔物用防壁の裏へ到達して、無事撤退完了した久門など、防衛軍たちもこの有原の戦果を、各々の程度で褒め称えた。
だが、安心するのはまだ早い。
「有原さん、まさかそこは忘れてないよね? この作戦は『グエルトリソーの急所に大ダメージを与え』て完了するんだよ」
「ああ、わかってるよ。じゃあ最後の仕上げを……勝利、海野さん!」
「そうそう、それでいいよ有原さん。」
「ああ、手伝うとも、祐!」
有原、篠宮、海野はグエルトリソーの頭を向いて構え直し、グエルトリソーを追い返すべく、さらなる強撃を……
「!? み、皆さん! 一旦離れて……!」
グエルトリソーは、己の獰猛さと執念強さを知らしめるかのように、胴体を揺らし、首を動かし、ずらりと並んだ牙に血の刃を足し、
「!?」
運悪く、最も先に視界に入った篠宮へと食らいつこうとする。
その時、篠宮は突然の強襲によって硬直した。
「に、逃げてくれ、勝利ーッ!」
「今更怖気ついてんじゃねーよ勝利ーッ!」
「逃げなよ篠宮さん! ……こうなったらやむを得ない、【イソグサ……」
逃げるべきなのは自分もわかっていた。けれども、グエルトリソーの威圧と恐怖で、足が一瞬、縛られたようになってしまった。
その一瞬が、篠宮の生存の可能性を大きく狭めた――グエルトリソーの牙は、すぐそこまで迫っていた。
「……ここで、僕は死ねない……」
篠宮は道を切り拓くため、持ち合わせの勇気を全て注ぎ込むように、剣を強く握る。
「……勝つんだ……そして、僕はみんなと帰るんだ!」
そして篠宮は、友達を思う情熱をバネにし、その双眸に灯火めいた紅蓮を宿し、剣を最上段で構えて、
「【ミョルニルズ・ヴァリアント】ッ!」
グエルトリソーの鼻先めがけ振り下ろす。
刹那、グエルトリソーの全身が、あたかも枯れ木を燃やしたかのように、一瞬で黒く焼き焦げ、そしてバキバキと潰れた。
戦場は『驚愕』により静寂と化した。
その驚愕を事細かく分類すると、
「ま、まさか……ついに……ついに……!」
あの恐るべき邪神獣が倒されたことによる瞠目が大半で、
「お……おい、何があったんだよ勝利ッ!?」
「な、なんですか、その力は……」
「勝利……どうしたんだよその姿は?」
突然、驚異的な力と、雷光の如く輝く赤髪と、一回り大きい肉体を得た友人への驚嘆が、少数であった。
【完】
話末解説(※今回はわりと作品理解を深めることが書いてあります。長いですが)
■魔物
【殺戮のグエルトリソー】
レベル:32
主な攻撃:巨体を生かした体当たり、血で延長した爪撃
狼型の邪神獣。目に入った動くものを敵味方問わず尽く殺戮するほどの凶暴性を持つ。
自ら殺した魔物の力を吸収し、攻撃を強化する。
■登場人物
【有原 祐】
レベル:20
ジョブ:【勇者】
■■:■■
スキル:【ブレイブリー・スラッシュ】、【ブライト・カッター】など
一年二組の学級委員を務める少年。警察官の父親の『誰かを助ける人になってくれ』という約束を忘れず、日夜みんなを助けるため奮闘している。
しかしみんなを平等に助けようと、時に優柔不断になることもある。
戦闘では【勇者】として、光属性を帯びた剣撃や魔法で遠近両用の攻撃を使い、臨機応変に対応する。
好きなものは『80〜90年代に全子供を熱狂させた某バトル漫画』。
【飯尾 護】
レベル:25
ジョブ:【格闘家】
■■:■■
スキル:【撃砕拳】、【破砕脚】など
有原の親友の少年。自分の父親が有原の父親の同僚のため、家族ぐるみで特に縁が深い。
類まれな度胸と情の厚さに反比例して頭が弱い。
父親からならった柔道含めて格闘技に傾倒しており、戦闘では鍛えた身体と格闘技で友達を守る。
最近の悩みは『有原にオススメの漫画を貸してもすぐ返される』こと。
【内梨 美来】
レベル:19
ジョブ:【祈祷師】
■■:■■
スキル:【ライフ・ギフト】、【アタック・ギフト】など
有原の幼馴染の少女。
とても内気で、些細なことを言うことすら無駄に遠慮してしまう。けれどもここぞという時は勇気を振り絞って行動してくれる。
ジョブ【祈祷師】らしく回復・補助魔法を得意とし、友達三人を後ろから優しくサポートする。
牛丼屋では絶対豚丼を頼む。
【篠宮 勝利】
レベル:20
ジョブ:【戦士】
■■:??
スキル:【ライトニング・ソード】、【ミョルニルズ・ヴァリアント】など
有原の幼馴染の少年。
文武両道、容姿端麗かつ優しい性格から、クラス内の女子人気を桐本と二分している。
ジョブ【戦士】として剣を振るい、前線を支える。さらに……?
※長くなるので海野、真壁、久門などの残りの人物は後ほど紹介します。