表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/9

6

ちょうどこのゲームのことをやっていた。

ニュースで取り上げるほどのことが?まさか!?

俺はニュースを真剣に聞いた、生まれて初めてこんなに真剣にニュースを聞いたと思う。

その内容は現実離れしたものだった。


簡単に言うと

俺が住んでいる地域周辺で急に消えたり、亡くなったりする人が多発しているというものだった。その人達の共通点は一つだけ。メールの受信ボックスに「完了」と書かれた差出人不明のメールが1件入っていたらしい。

警察は死因の解明と行方不明者の捜索をするらしいが、無駄だと思う。

一般的に考えればありえない話だが俺には、いや招待状が届いた俺たちにはわかる。

これは本当に異世界への招待だったんだ。


俺が今やるべき事は?どうせ異世界に行くんだ、この世界でやり残したことなんて無い。

だったら異世界に行った後で使えることをやるべき、それは情報を得ることだ。


俺はもう一度掲示板を開く。

俺は魔王になるらしいから常識的に考えれば人間の敵になると考えた方がいいだろうし、変に存在を主張するのも得策とは思えない。


だから今は村人Aとして潜入調査だ。

今ある情報を元にしてさらなる情報を聞きだそう。


------------------------------------------

521:名無しの転生者 22:23

マジで死ぬのかよ、この間彼女出来たばっかたぞ


522:名無しの転生者 22:24

念願の異世界転生よっしゃー!ってなるはずが今になって恐怖しかない


523:ゆうた 22:24

俺24時組なんだけどそれまでにやっといた方いいことってある?


524:名無しの転生者  22:25

私の彼氏は22時組でした。また会えるかな会いたい


525:村人A  22:26

僕は人間(平凡)なんだけど、最初から戦士とか魔法使いとか、勇者とかいるのかな?


526:名無しの転生者 22:26

>>524 大丈夫?会えるよきっと

探すの手伝ってあげようか?


527:漆黒の騎士  22:26

>>523 とりあえず家族に見られて恥ずかしいものは処分しよう

あとはいないとは思うが恋人がいたらお別れをしとけばいいと思う。

ニュースを見てれば状況を信じてくれるかもしれないからな


528:ゴブリン  22:27

>>525 ちょっと前に書き込みあったけど

戦士とか魔法使いとかはいる

一応予測としては人間(平凡)とか人間(天才)とかの()の中が素質で書かれてるやつは転生、つまり赤ん坊からになるんじゃないかって話

それとは別に人間(戦士)とか人間(魔法使い)とかになってるやつは転移、憑依の類になるんじゃないかっていう予想がたてられてる


529:名無しの転生者  22:27

俺は死霊術師だったぞ。ホラー苦手なんだがwww


530:ゆうた  22:27

>>527

ありがとう!画面の中の恋人にお別れつげてくるよ!!


531:名無しの転生者   22:28

勇者に選ばれたやついるのかな?世界を救わなきゃないっていう義務感あるからかわいそうだな


532:村人A  22:28

>>528そうなんだ ありがとう!ちなみに最初のポイントとかって皆どんくらい貰ったの?あと特典とか!僕なんかポイント3で、特典は【木の枝+1】だったよ


533:名無しの転生者  22:29

>>531 勇者はいないんじゃね?異世界にいったやつらのなかから力つけて活躍したら自然と勇者って呼ばれるんじゃねぇかな?


----------------------------------------


勇者か。

俺がほんとに魔王という存在になるなら一番注視しなければいけない存在。

ゲームやら小説やらでは魔王は勇者に討たれるのが定番だからな。


残り1時間半か。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ