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第5話:魔境を出たいので出ます

更新遅れててすみません!

十数話までは書けているので更新する様に心掛けます!

 ────俺が転生してから1年



 気づけば俺は、この終焉の森で最強になっていた。竜王を除けば。


 だって竜王はいまだにレベルが上がっているんですよ?今だって上がってるし…ほら今レベルが上がって14500になったよ……。こいつ化け物だろ…どうやって勝ててって言うんだよ…。



 「はぁ、そろそろこの森を出たいなぁ……。転生してから人と話してないし。それとこの世界をのんびり観て周った後は、どこか静かな場所──そうだな。またこの場所でひっそり暮らすのが良いかな?」


 『良いですね。それならばこの森を出ますか?ここから1000キロメートル行った所に村があります』


 「なん…だと…!?」



 俺はあまりの遠さと村があった事で驚き、急いでマップを展開する。


 俺はまともにこの森の全体マップを見たのはこれが初めてだ。魔物との戦闘で見る時間が無かった。


そして今、ベッドで横になりつつ確認する。



 「本当に広いなこの森……俺が居た場所って殆どこの森の端じゃないかよ。それに拠点の裏に1000キロメートル程行った所に海があるし。まぁ海に行くにはあの山を超えないとだしなぁ~……」



 そして拠点から5000キロメートル真っ直ぐ向かった所に村があった。だがその村は森が近くにあった。その森は俺が居る所の森──魔境の近くだ。


 疑問に思いメティスに聞いてみた。



 「なあメティス」


 『なんでしょうか?マスター』


 「この村って森の近くだが大丈夫なのか?」


 『はい。この大陸は世界で一番大きな大陸であり、大陸の6/10はこの森が占めております。ですが村方向へと進むに連れて魔物が弱くなっています。そして村から5キロメートル入った森は低レベルの魔物がいます。魔物の平均レベルは10といった弱い魔物です。そこからこの山に先に進むに連れて、魔物のレベルが高くなっていきます』


 「俺、ここの生活に慣れちゃったんだけど……山は中腹よりちょっと先までしか行ってないけど。まあ生きて行けたのはメティスのお陰でもあるしな」


 『いえ、私はマスターにどうすればいいかを教えただけです』


 「それでも助かってるんだよ。特にスキル面に関してはね……異常な程に」



 俺はここを出る準備を始める。食料や衣類やらは<異空間庫>の中へと入れてある。武器も自前で作った刀だ。衣類も武器もこの魔境で取れた素材を使っており一級品だ。現在の着ている服も色々な耐性やらなんやらが付いている。


 一通り必要な物を回収する。部屋には要らない物を置いておく。そして見ると色々あったりした部屋は、家具位しか残っていない。



 そこで俺は改めて拠点を見渡す。



 あんなに狭かった洞窟が今では地下3階まであり、壁は白色になっており、床は拠点近くで伐採した木が貼られてフローリングされている。鍛冶場等の作業部屋は石畳になっている。


 ここまで凝って造られた拠点に俺は、ここでの暮らしの日々の思い出が詰まっていた。1年と短かったが、俺にとっては長かったのだ。


 そして夕飯を取った俺は明日の長旅に備えて寝る。




 ───次の日の朝



 とうとうこの森を出る日がやって来た。俺は今まで居た拠点に向かって「行ってきます」と言って、森の外へと出る。


 拠点には見つからないように隠蔽魔法を掛けて俺以外の人や魔物には見つからないよう施す。



 俺は、この世界で未だ見ていない事や知らない事が山ほどあるに違いない。と期待に胸を膨らませ森の外へと歩を進める。


 そして5000 キロメートルの道のりをひたすら歩き走り転移する。歩き走り転移すること1週間。拠点から2500キロメートル移動した俺は、とうとう耐えきれず声を上げる。



 「あとどれ位で着くんだよ!ひたすら走りと歩きと転移だけとか疲れるんだけど!魔物は襲ってくるし…」


 『このままのペースですと、あと1週間になります』


 「なんか早く移動する手段ないのかよ!転移使いたいんだけど!」


 『転移は一度行った事のある場所か目で捉えられる先までしか移動出来ません』


 「ほんとそれ面倒臭いよな。こう一気に行けるー ───」



 その時影が差し俺は上を見上げる。それは白い鳥型の魔物だった。それを見た俺は思い付き声を上げる。



 「そうだ!これだよ!」



 そして俺はメティスに話す。



 「そう言えばスキルに<#調教__テイム__#>があったよな?」


 『ありますがどうかなされましたか?』


 「ああ。アイツをテイムして乗って行く!」


 『それでしたら予定より早く着くと思われます』



 メティスもその手段が速いと言う。なのて俺は実行しテイムするのだった。

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