【最終章】使徒叛逆篇ⅩⅩⅩⅨー十二支連合帝国ー
「やれやれ…」
澪はそう呟いた。十二支連合帝国の総帥になった澪は今日も働き詰めだった。
「そんなめんどくさそうにしないで下さいよ…」
湊がそう呟いた。湊は澪の補佐役になっていた。
「そんな事言ってもね~。忙しいんだもん。これは労働基準法に引っ掛かるよ確実に」
「まぁ、言いたい事は分かるけどね」
そう言ってやって来たのは薊だった。くるも一緒にいた。
「でしょでしょ?ってあれ?屍は?」
「今日は屍は休みよ」
「そっか~。屍は色々な所を放浪しながら仕事してるみたいだからね~。薊も大変だね」
「全くよ…」
「まぁ、シカちゃんの事をなんだかんだで許しちゃうのが薊ちゃんだけどね~」
「くる…少し表に出ましょうか?」
「ナニモイッテナイヨ?」
「相変わらず元気そうだな。お前ら」
「「「「!」」」」
澪達は声のする方へと振り向いた。そこにいたのはー
「よっ!」
「アオチー」
「時神君!」
「蒼」
「蒼ちゃん!」
「私もいるんですけど」
そう言ってプロテアも蒼の後ろからやって来た。
「ここに戻ってくるの久し振りでしょ?」
「ああ、まぁな。そう言えば、今日、四大帝国会議がここで行われるんだったよな?」
「そうだね、だから出来れば速く帰って欲しいね」
「まぁ、俺達も顔を見に来ただけだ。すぐに帰るさ」
そう言って蒼は後ろを振り向く。
「アオチー」
「なんだ?」
「少し…変わった?」
「…どうだろうな」
変わったと言えばそうかもしれないし、そうでないかもしれない。結局のところ、蒼にも分からない。
「まぁ、また来なさい。私達が暇な時だけ、お茶くらい用意するわ」
「ありがとな、薊」
「プロテアちゃんも元気でね!」
「ええ。くるも元気で」
「そう言えば、今日は屍、この近くにいるみたいよ。もしかしたら会えるかもね」
薊が蒼にそう言い残した。
「そうか…ありがとな」
蒼はそう言ってプロテアと共に姿を消した。
「平和になったものだね…」
「そうだな…」
「時神君は…なにかを見つけたのかな?」
「分からないよ…そんなの」
蒼は何かを探すように旅に出た。そして、プロテアも蒼に付いていった。
長く旅をしていくうちに、彼等は変わったのかもしれないし、そうでもなかったのかもしれない。
「まぁ、そんなことはどっちでもいいことだよ。今は目の前に集中集中!」
澪がそう言うと他の三人も動き出した。
四大帝国会議が始まるのは今日だ。
速く準備を済ませなければならない。なんたって会議の場所をわざわざこの十二支連合帝国にしたのか、澪は不満でなら無かった。
To be continued
エピローグです。残すところ、このフェアレーターノアールは次の話で幕を下ろします。良ければ最後まで見てって下さい。




