【最終章】使徒叛逆篇ⅩⅩⅩⅦーUSWー
「はぁ…たるい…」
ドラコニキルはそんな事を言っていた。
「さっさと仕事しろ。トップから降りたといってもてめぇはまだ重役なんだからよ!」
スープレイガがそう言った。
「いや、なんでお前がそんな真面目な感じになってるんだよ」
「てめぇが仕事しねぇからだろ!」
スープレイガがそう言い放った。
「ウルオッサは寝てるし、アルビレーヌは別の仕事だしな!俺に皺寄せが来るんだよ!」
「じゃあ、今まで勝手してた分、頑張ってくれ」
「てめぇ…」
「ホラホラ、ドラコニキルも仕事しないとダメだよ~」
慧留がそう言ってやってきた。慧留は今やUSWのトップだ。
「はいはい、分かりましたよ」
「ヤッホー!戻ったわよ!」
アルビレーヌがそう言ってウルオッサを掴みながらやって来た。
「お疲れ様、アルビレーヌ。ウルオッサ、ちゃんと仕事しなさい」
「うー、分かったよ~」
ウルオッサもドラコニキルもスープレイガの話は全く聞かないのに慧留が一言声を掛けるだけですぐに仕事を始めた。
「なんだよ…この差は…」
「人格の差じゃない?」
「ぶっ殺すぞ…てめぇ…」
「相変わらず賑やかだな」
「!?」
一同は皆突然の声に驚いた。慧留達の目の前にはプロテアと蒼がいた。
「蒼!プロテア!」
「久し振りだな」
「相変わらず元気そうね、慧留」
「二人で旅してたって行ってたけど、どうしてまたいきなり?」
「あー、ちょっとお前が元気にやってるか気になってな」
「それなら大丈夫。君達の心配をしてたくらいだよ」
慧留はそう言った。
「そうか…元気そうで良かったよ…じゃあ、俺達はこれで」
「待ちやがれ!時神!」
「待たねぇよ。俺は忙しいんだ…お前もだろ?」
「どう見てもてめぇは暇だろ!俺と勝負しろ…げふっ!?」
「お前は黙ってろ」
スープレイガが蒼に突っかかろうとするとドラコニキルがスープレイガにげんこつをぶつけた。
「何で俺ばっかり…」
ドラコニキルは無視して蒼と話をした。
「何か見えたか?」
「さぁ?結局…世界ってのは俺達があーだこーだ行っても、勝手に変わっていくってことしか分かってねぇよ」
「当然だ。世界は…広いのだからな…」
「ああ…」
「蒼…プロテア…」
慧留は二人の名を呼んだ。
「慧留…お前は立派だよ」
「そうね…こいつなんか実質ニートだし」
「いやいや!ちゃんと日銭は稼いでるから!俺は冒険者なの!」
「はいはい…慧留…元気でね」
「うん、二人も…元気で」
蒼とプロテアは慧留達の元から去っていった。




