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フェアレーターノアール  作者: たい焼き
【第十章】道化狂乱篇
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【第十章】道化狂乱篇ⅩⅩⅩーcountdownー

 全ての準備は整った。

 ルミナスは天使城(セラフィム・ヴァール)の王の間に一人立っていた。


「陛下」

「ローグヴェルト…まずは…USWよ」

「ええ、分かっています。して、十二支連合帝国は?」

「あそこは最後でいいわ」

「フローフルがいるから…ですか?」

「関係無いわ。最初に潰しやすい場所から潰す…それだけよ」

「先の大戦で四大帝国の兵力はかなり削がれましたからね」

「ええ…そして…小国を全面降伏させる事にも成功したわ…これで邪魔になるのは他の四大帝国の三国だけ…小国の人々なんて…私の『眼』でどうにでもなったわ」


 ルミナスはこの日をどれだけ待ち焦がれたか。

 ルミナスと眼を合わせると力の無い者はルミナスに強制的に従わさせる。

 この時の為にルミナスは今まで準備をしてきた。

 この世界を一つに統一する為に…

 争いが無い世界、勝者だけの世界、愛だけの世界…そんな世界を創り上げる。


「パルテミシア十二神についてはどうします?」

「彼等で厄介なのはアスディアとイシュガル…そしてガルディアの三名だけよ。この三人をどうにかすれば後はどうにでもなるわ」


 ルミナスはそう断言した。


「セラフィム騎士団を全員招集しなさい」

「畏まりました」


 ローグヴェルトはルミナスの元へとそのまま去っていった。


「さて…最後の戦いの始まりよ…」






「どうにか現世の奴等が勝ったみてぇだな!」


 アウスがそう言った。

 ここは『世界宮殿(パルテノス)』、ここには現在、パルテミシア十二神全員が集まっていた。


「そうね…けど、気は抜けないわ」


 ジェネミがそう言った。


「どういう…」

「神聖ローマが…ルミナスがここに恐らく攻めてくる」

「!?」


 ランクルがガルディアの言葉で驚愕した。


「あー、あのローマカイザーの…」

「ローマカイザーは貴様の負の遺産だぞ!アスディア!」

「そ…それは分かってるよ…」

「全く今回の件といい、貴様はどれだけの事をやらかせば気が済むんだ」

「そういうイシュガルだってこの間のプロテアの件でもやらかしてるじゃないか!」

「貴様よりマシだ」

「あー!ガルディアもそう言う事言う!君だって昔はヤンチャしたでしょ!」

「総合的に貴様のやった事が後々厄介な事になっている。全てにおいて貴様のやらかしよりはマシだ」


 ガルディアは開き直る様にそう言った。


「ぼ…僕だってこんな事になるなんて思わなかったんだよ…」

「貴様の浮気性のせいで世界が滅び掛けるとか本当に笑えないね」

「ううう…」

「まぁ、仕方無ぇんじゃねぇの?」

「アウス!君だけはやっぱり僕の味方だよ」

「だってこいつを『世界宮殿(パルテノス)』の長にしたのは俺達だ。こいつのバカを見抜けなかった俺達の責任だ」

「前言撤回。ホント何なの君達?」


 アスディアは周りに味方がいなさ過ぎて泣きそうだった。


「いずれにせよ、奴等が『世界宮殿(パルテノス)』に攻める様な事があれば俺達は戦わなければならない」

「そうね…この『世界宮殿(パルテノス)』は絶対に死守しなければならないわ」

「そうだな、弟の尻拭いをするのも兄の務めよ」

「い…イシュガル…」

「それもそうだな。だが…今回の件が片付いたら…アスディアにはちょっとばかりきつい仕置きをしなければならないがな…」

「勝っても負けても地獄なんですがそれは」

「黙れ」


 アスディアはこの戦いが勝とうが負けようが自分は死ぬんだと絶望に満ちた表情をしていた。


「話を変えるんだけどさ…保険は用意した方がいいと思うんだ…」

「保険だと?」

「うん、万が一僕らがやられちゃった時の保健」

「おいおい…俺らがやられると思ってんのか?アスディア?」

「ルミナスはそれ程驚異なんだよ」

「それもそうだな、で、具体的には何をするつもりだ?」

「フローフル達を鍛える」





To be continued

 とうとう、この道化狂乱篇も終了です。長かった~。そして、いよいよ次回から最終章に入ります。最終章が終われば、このフェアレーターノアールも終わりを迎えます。何気に二年以上書いてるんですね~。時の流れって速い。

 この話を考えたのは第二部に入ってから…つまりは4章に入ってからうっすらと考えていたんです。やっぱりバトルモノだから戦争の話を書きたかったんです。でも、自分は戦争なんて経験した事も無いししたくもないです(笑)。戦争って巻き込まれた人からしたらたまったモノでは無いと思うんですけど知らない人からすれば英断だったりします。だって英雄は戦争に勝利した者がなる訳ですから。そして、多くの人は英雄に憧れ、なろうとしますよね?その為には戦争が必要で…でも戦争って凄い悲惨だと思うんです。けど体験してない人からすれば想像する事しか出来ない訳です。そんで子供からすると戦争に勝つのはかっこいいと思うわけです。だけど戦争って勝っても負けてもいいこと無いですよね?失うモノの方が遥かに多いし。負けた方はもっと良いことない。戦争を無くさないと戦争が世界を終わらせます。なので戦争を起こした時点でどっちも悪だよって事をこの話では言いたかったです。伝わってくれれば幸いだと思います。

 話は変わりましてこのプラネット・サーカスはNARUTOシリーズに出てくる悪役組織、暁がモデルです。もしかしたら気が付いた方もいるかもしれないですね。これに限らず敵組織やキャラクターにもモデルがあります(特に考えてないのもありますけど)。『七魔王(セブン・ドゥクス)』のモデルはBLEACHシリーズの敵組織、十刃(エスパーダ)がモデルだったりします。

 次回の敵は恐らく察しがついてるでしょうけど敢えて言いません。特に理由は無いんですけどね。次の最終章は四大帝国、そしてパルテミシア十二神と今まで出てきた全ての勢力がぶつかり合います。言ってしまえば最終章というのは総まとめなので気合いを入れて書いて行きます!ですが次の最終章…この章より長くなる予定です。というのも現在、最終章を執筆してるんですけどまだ半分程度しか書き終わって無いんですよ。想像以上に長くなってしまい、最後まで書き終えるまで時間が掛かりそうです。ですので当分は投稿しません。ある程度最終章の整理が着き次第、投稿します!

 それでは、次回にまたお会いしましょう!

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