episode3
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リン 「ここは・・どこ?」
リンは目を覚ますと個室のベッドの上にいた。
個室のドアが開くとそこから京子が花を持ってやって来る。
リン 「京子?」
京子 「リン?リン!目が覚めたんだね!」
リン 「うん。私、生きてるみたい。」
京子 「リ〜ン!良かった!本当に良かったー。」
京子はリンの側で泣き出してしまう。
リン 「ちょ、ちょっと京子、そんなに大声で泣かなくても・・」
京子 「だって、心配だったんだよー!血だらけで意識もない重傷だって医者の人が言うからー!」
リン 「ごめんね。心配かけたね。少しずつでいいから今までのことを教えてくれる?」
京子 「うん。ちょっと涙拭くから。」
京子はハンカチで涙を拭き終わるとリンに話し始める。
京子 「リンと私がいるのは伸町病院で、商店街の爆発事件から5日経過しているの。今は朝だよ。」
リン 「そうなんだ。」
京子 「爆発事件って扱いだけど、警察はテロの可能性も考えているって。でも不幸中の幸いで、死亡者は誰もいないみたい。商店街は建物の倒壊が酷いから立ち入り禁止だって。」
リン 「そっか。皆、最悪の事態は避けられたんだね」
京子 「うん。本当に良かったよ。リン以外の人はリンに比べれば皆軽傷みたいだからさ。」
リン 「わかった。とりあえず状況は理解したけど、私はいつまで入院?」
京子 「あっちょっと待ってて。医者の人に聞いてくるから」
京子は扉を開けて出て行った。リンはしばらくベッドで横になっていると部屋の窓をドンドン叩く音がした。
リン 「えっ?何?」
そこには、リンが助けた黒猫が手紙を口に咥えてリンのいる病室の窓をずっと叩いていた。
リン 「待って!今開ける!」
リンは窓を急いで開けると黒猫は手紙をリンの側に置くとすぐに走り去ってしまう。
リン 「あっ!ちょっと待って!くっ・・イテテ・・」リンは自身のお腹を抑える。それと同時に京子が病室に入って来る。
京子 「リン!どうしたの!まだ動いちゃダメだよ!」
リン 「ごめんごめん、大丈夫だから。」
京子 「まったくもう。さっき医者の人が言ってたけどあと2週間は入院だって。」
リン 「2週間か、長いね。」
京子 「仕方ないよ。医者の人がこれからリンの様子を見に行くって言ってたから私はこれで帰るけど安静にしてなきゃダメだよ?」
リン 「うん。ありがとね。色々と話してくれて。」
京子 「じゃあ待たね。」
リンは帰る京子を見送った。そして黒猫からもらった手紙を開ける。そして手紙の内容を読む。
リン 「体調が良くなったら来てもらいたい所があります。君と君の周りに起きたことを話したいです。地図をつけました。待ってます。 喫茶店あんてぃく店長より。」




