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第5話 自然との約束


『黄金の国、再来』第五話:


金曜スペシャル


【スタジオ解説】

コマーシャルが明けたスタジオ。モニターには、美しい霧島連山の風景が映し出されている。


朝倉 啓(MC):

「さあ、前回、金脈の証拠であるコアが引き上げられ、スタジオも大いに盛り上がりましたが、皆さん覚えていますか? 私たちが挑まなければならない、最も大きな壁。それが、この霧島の豊かな自然と、地元住民の皆様の理解です。」


男性芸人:

「そうでした! きんが見つかったからって、勝手に掘るわけにはいかないんですね。でも、1グラム2万円のきんが眠ってるんですよ? 地元の方々も、きっと夢を見たいはず!」


女性タレント:

「でも、美しい自然が壊れちゃうのは嫌です。採掘と自然保護、どうやって両立させるんでしょう?」


朝倉 啓(MC):

「その答えを探すため、朝倉とあかりは、ロケ地周辺の集落を訪ねました。VTRスタートです。」



【 ロケ VTR 開始:集落での対話】

(VTRは、朝倉とあかりが、霧島山麓の小さな集落を訪れる場面から。二人は地元の代表者や住民数名と、公民館のような場所で話し合っている。)


朝倉 啓:

「地元の皆様、貴重なお時間をいただきありがとうございます。番組で金脈の探査をしていますが、皆さんの正直なご意見をお聞かせください。」


地元代表者(男性):

「金が見つかったというニュースは、もちろん驚いた。若い頃、この山で砂金が出たなんて話も聞かされてきたからな。しかし、ここは先祖代々、水と自然を守ってきた場所じゃ。もし採掘が始まれば、水脈が変わってしまう、騒音で生活が脅かされるという不安が、一番大きい。」


橘 あかり:

「確かに、水は大切ですよね。霧島の美味しい水や温泉が、採掘で変わってしまうのは、私も嫌です…」


地元住民(女性):

きんも大事だが、この山が壊れてしまえば、もう元には戻らん。私たちは子や孫に、このままの美しい自然を残したいんだ。」



【 ロケ VTR 中盤:カナダ調査会社の計画】

(朝倉とあかりは、地元の不安を理解し、カナダの調査会社「テジャス・ゴールド」の技術者と合流する。)


朝倉 啓:

「住民の皆さんは、環境への影響、特に水脈の変化や騒音を非常に心配されています。彼らの懸念を払拭できる具体的な対策はありますか?」


テジャス技術者(通訳を介して):

「もちろんです。我々は、地下深部の水脈を絶対に侵さない非汚染工法を計画しています。

採掘で出た残土も、すべて山には戻さず、別の場所で厳重に管理します。

私たちの目標は、ただ金を得ることだけではない。

このジオパークの価値を損なわない、『世界で最もクリーンな鉱山』を目指しています。」


(技術者が、採掘後の山を緑化するCGイメージや、水のpH値を厳重にチェックする設備計画をタブレットで朝倉たちに見せる。)


橘 あかり:

「すごい! 採掘した後も、山がこんなに綺麗なんですね。これなら、地元の皆さんも安心できるかもしれません!」


朝倉 啓:

「これこそが、科学とロマンの、そのさらに上にある『共存』ですね。」 



【スタジオ解説:ジオパークと金の価値】

(スタジオに戻る。朝倉啓(MC)が、ロケの映像を受けて解説を始める。)


朝倉 啓(MC):

「VTRでご覧いただいた通り、本格採掘への道は、技術的な壁よりも、人と自然との合意という、非常に繊細な交渉が重要になります。

皆さん、この霧島地域はジオパークに指定されています。自然と文化、そして地質的な遺産を保護し、活用していく場所です。」


解説タレント:田守准教授

「なるほど。だからこそ、採掘には並大抵ではない配慮が求められるわけですね。」


朝倉 啓(MC):

「その通りです。だからこそ、カナダの調査会社は、『世界一クリーンな鉱山』という目標を掲げました。 

この計画が地元に受け入れられれば、この金脈はただの資源ではなく、『人と自然が共存した、未来のモデルケース』として、きんの価値以上のものを生み出すことになります。」


男性芸人:

「へぇー! 金脈を見つけた先に、そんな壮大な話があったなんて! でも、住民の方、納得してくれるんですかね?」


朝倉 啓(MC):

「次週、朝倉とあかりは、テジャス社の詳細な計画書を持って、再び集落を訪ねます。そこで、住民の皆様から出た、予想外の要望とは一体何だったのか?」


(画面が暗転し、タイトルロゴが表示される。)


「この続きはまた来週!」





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