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混沌の英雄は転生者(仮)

作者:お茶漬け/にゃ者丸
都市の闇の掃き溜め、スラム街。その路地裏の一角に住む家庭の間に産まれた子供が、俺だった。母親は娼婦で、俺を育てようと必死に頑張っていたが、客に執着されて殺された。父親はヤバイ商売に手を出し、尻拭いのために見せしめとして殺された。
 俺は孤児になった。この都市の孤児院に引き取られたが、そこの院長は絵に描いたようなクズだった。
 俺は孤児院を抜け出し、また元のスラム街に戻った。そこでは明日を生きるために盗みを働いて生きてきたが……………今日、俺は雨の中、頭から血を流して倒れている。
 どうして俺がこんな目に合わなきゃいけないんだ。どうして俺のような人間は泣いていて、都市のやつらは笑ってるんだ。
 雨に打たれて身体が冷えたからか、意識が朦朧としてきた。そのまま俺は目を閉じる。願わくば、このまま死ねるようにと……………でも、意識を失った俺に待ち受けていたのは、悲鳴も上げられないような苦痛と、膨大な知識の流入だった。
 苦痛が終わり、落ち着いた頃に俺は悟る。
 俺は、かつて冒険者だった。裏の世界に平気で出入りするような、渇いた人生を送る男だった。男の最後はあっけなかった。背後から、暇つぶしに面倒を見ていた後輩の冒険者に背中を刺されて死んだのだ。
 恐らく、これは前世の俺の記憶、そして知識だ。だが、なぜか俺という人格は俺のままでいる。いや……当然か。前世の記憶があろうと、俺は俺だ。何者であろうと、俺という存在が犯される事などあり得ない。
 だったら、この記憶と知識を有効活用してやろう。今度こそ、安心して明日を生きれるようになるために。
 今度こそ、飢えぬ人生を送るために。

 これは、やがて【混沌の英雄】と呼ばれるようになる、とある少年の物語。


◆◆◆


カクヨムにも掲載しています。
予告
2021/03/25 15:46
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