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Have more Guts!   作者: 玲於奈
14/18

Are you Serious?

なし

金さんの妄想


回転音。


からだが軽い。


そらをとぶ。


いよいよ天国か。


くるまれた

この銀はなにか。


棺桶だろうか。


ふたたび

意識が遠くなる。



有村あやの場合


あやも社長と共に

久しぶりの日本


実家の札幌に

転がり込む


社長もオフだし。

私も。


そこへ


スマホに電話。


「えっ。

 社長が意識不明。」


「大事な人には連絡したほうが

 いいですって。」


「なんですとおおお」


絶句。


言われ


あの人を思い出した。

果たして

間に合うのだろうか。



小田 真理取締役

柳原 邦男 女性誌副編集長

活用女子大3人組

吉井 杏、滝川 由美子、堂山 優子の場合



@洞爺湖のほとりに建つ

 独立したホテル


スーパーホテル洞爺


眺めが最高に

素晴らしい


運が良ければ雲海も

見渡せる

絶好の快晴


K段社設立100周年パーティが

いよいよ開催


朝からホテルは来客であわただしい


スーパーVIPは

新千歳から

ベンツで送迎


招待客の中には

北海道の定宿にしている方も多い。


吹き抜けの広々としたロビー


はや、ロビーの時点で

結婚式場を

思わせる広さ


川が流れ


パーテーションで

喫茶などにわかれている


15階、鳳凰の間で

パーティが

開催される



「いやあ、あがるわあああ」

やたらと騒々しい一団が


騒々しさと

容姿が反比例。



胸元のざっくりあいたドレス

ウエディングドレスかとも

思わせる

斬新なデザイン


さすがの着こなし

ラブリンこと、

吉井 杏。


「今日は、たくさん

 お知り合いがいて

 ラブリン困っちゃう。」


手を振りまくり

ハート出しまくり


そこへすかさず

合いの手が



「ああ、こまってなさい。

 困ってなさい。」


はっちゃきこと、堂山 優子


札幌から遠すぎてご機嫌ななめ。


「もう、札幌後楽園での

 プロレス初日。

 遠すぎて

 いけないやしないじゃない。


 せっかく。

 棚が出場するのに。

 もう、残念。残念。

 ざ、ん、ね、んよおおおおおお」


完全に駄々っ子。



「そんなこと言わないで

 機嫌直して

 いざとなったら

 ここの

 ヘリポートから

 札幌までひっととびよ」


ハートマーク炸裂の彼女ならやりかねない。


「こっちの方が先約で入ってたでしょ。

 がたがた言わないの」


そういって、びしっと着こなす

加賀友禅。


さすが、元銀座のママさん


押し出しが違う。

どこにいても動じない。


「せやけど、

 すすきのに行けんのは

 残念やわあ。」


贔屓の旦那衆に

会えないからだろうか


滝川女史の顔もさえない。

しかし、そこはそこ

すぐに気を取り直し


「さあさあ、

 柳原のせっかくの舞台よ。

 応援してあげましょう」


「たく、奴も

 よくここまで上り詰めたよな」


「バシータやろうが」


はっちゃきが返す


「もうう、ラブリンパワーで

 みんな、幸せよ」


あちゃああというくらいの

ハートパワー。


そこへ

ラブリンのスマホに

着信。

なし

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