または彼の詩
僕はとてもうらやましい
君の光は控えめで
世界を照らしはしないけど
周りにたくさんの星がある
僕の光はとても強くて
世界をいつも照らすけど
空には決まって僕一人
君はいつでも黙ってて
時には誰かの目を引くけれど
僕はいつでもうるさくて
誰も僕を見てくれない
君に会えない何百年は
僕にはとっても長すぎるから
戯れに一つ願おうか
僕より空には誰もいないから
幻想の君に願おうか
もしも願いが叶うなら
今度生まれ変わるそのときに
僕は君になるんじゃなく
ただ君の隣で光る星になりたい
おはようございます。弥塚泉です。
冬になると、朝でも暗いですよね。
これはそんな朝に月を見上げて思った詩です。