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電波感染  作者: あいて
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オーストラリアの謎


オーストラリアでの冒険を終えたみく、健太、そして要。釧路市での生活に戻りつつも、彼らの心にはまだ新たな冒険への期待と、タラストゥラにまつわる謎の断片が残っていた。


そんなある日、要のもとにオーストラリアの牧場主からメールが届いた。




---


件名: **馬たちの異変について**


要様、


先日はこちらでのファームステイを楽しんでいただき、ありがとうございました。しかし、その後、牧場の馬たちに奇妙な異変が起きています。いくつかの馬が突然興奮し、誰も手を付けられないほど暴れ出すことがありました。


特に、あなたが気に入っていた「サンシャイン」という馬が、夜になると北東の方向を見つめて嘶(いなな)き続けています。その方向には古い廃坑がありますが、地元では近づいてはいけない場所として知られています。


馬たちの行動が気になり、もしよろしければ、再びお力をお借りできないでしょうか。


よろしくお願いいたします。




---


### **新たな旅立ち**


「これって、タラストゥラの影響なのかな?」みくが不安げにメールを読んだ。


「牧場に戻ってみる必要があるかもしれないな。馬たちがただのストレスで暴れているとは思えない。」要は決意を固めて言った。


健太もすぐに同意した。「馬が示している廃坑っていうのが気になるな。そこに何かが隠されているのかも。」


こうして、3人は再びオーストラリアへ旅立つことになった。


### **再訪: ファームステイと廃坑**


牧場に到着すると、オーナーが彼らを迎えた。「よく来てくれた。馬たちがこんなに落ち着かないのは初めてなんだ。」


特にサンシャインは、夜になると嘶き続け、廃坑の方向を見つめているという。


「俺がサンシャインを落ち着かせる。みんなは廃坑の調査を始めてくれ。」要は馬のそばに腰を下ろし、優しく語りかけた。


一方で、みくと健太は牧場主の案内で廃坑へ向かった。


---


### **廃坑の謎**


廃坑は荒れ果てた様子で、不気味な静けさが漂っていた。中に入ると、古い掘削機や錆びた道具が散乱しており、奥には謎めいた記号が刻まれた石碑があった。


「これ、タラストゥラと関係があるんじゃない?」みくが石碑を指差した。


その時、突然風が吹き抜け、薄暗い廃坑の奥から奇妙な音が響いてきた。


「行ってみよう。」健太が懐中電灯を握りしめ、奥へと進んだ。


---


### **遺跡への道**


廃坑の奥には、さらに地下へ続く階段があった。階段の先には広い空間が広がり、中央には古代の祭壇があった。その周囲にはタラストゥラと同じ文様が刻まれた石板が並んでいた。


「ここで何か儀式が行われていたみたいだ。」健太が呟いた。


石板を調べていると、一つの石板に馬の姿が彫られていることに気づいた。みくは驚きながら言った。「これって、もしかして…」


---


### **サンシャインの導き**


その頃、要はサンシャインを連れて廃坑の入り口まで来ていた。サンシャインは激しく嘶きながら、廃坑の中に足を踏み入れようとしていた。


「お前も何かを感じているんだな。」要はサンシャインに乗り、廃坑の中へ進んだ。


廃坑の奥で再会したみくと健太に、要は言った。「サンシャインが何かを教えてくれようとしている。」


サンシャインはまるで古代の記憶を呼び覚ましたかのように祭壇の周囲を歩き、その中央に立ち止まった。


---


### **真実の扉**


突然、祭壇が光を放ち、奥の壁が静かに開いた。その先にはさらに奥深く続く通路があり、そこには「タラストゥラの鍵」と書かれた石箱が置かれていた。


「これが…真のタラストゥラの秘密?」みくは驚愕しながら呟いた。


「どうやら、これが次の冒険の始まりみたいだな。」健太は笑みを浮かべながら言った。


「でも、その前にこの鍵をどうするか考えないと。」要はサンシャインのたてがみを撫でながら言った。


---


### **新たな冒険の予感**


鍵を手にした3人は牧場へ戻り、しばしの休息を取ることにした。夜空には満天の星が輝き、サンシャインは穏やかに牧場で草を食んでいた。


「これが終わりじゃない気がする。」みくは星空を見上げながら呟いた。


「俺たちは、きっともっと深い謎に巻き込まれるんだろうな。でも、俺は馬と一緒ならどんなことでも乗り越えられる気がする。」要は笑顔で答えた。


「次はどこに行くんだろうね?」健太が空を見上げると、流れ星が夜空を横切った。


3人と1頭の冒険は、まだまだ続いていく。

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