第7話:魔法の訓練
基礎理論
グレン、小屋の外で蒼に教える。
グレン「この世界の魔法ってのは、三つの要素で成り立ってる」
「一つ、魔力。生命エネルギーだ」
「二つ、イメージ。何を成したいか」
「三つ、意志。それを実現する強い想い」
蒼、真剣に聞く。
グレン「お前は無意識にこれを全部やった。才能だな」
「だが、才能だけじゃ長続きしねぇ。基礎を叩き込む」
小動物での訓練
グレン、森から傷ついた小動物を何匹か連れてくる。
グレン「これから、こいつらを治してもらう」
小鳥(羽が折れている)
リス(足を怪我している)
ウサギ(病気で弱っている)
蒼「こんなに...?」
グレン「これくらいできないと、人間は治せねぇぞ」
最初の失敗
蒼、小鳥に手を当てる。
集中して、魔法を発動。
緑の光が小鳥を包む。
しかし—
羽は治ったが、小鳥は動かない。
蒼「あれ...?」
グレン「魔力を使いすぎた。小鳥には強すぎたんだ」
小鳥、しばらくして動き出す。大丈夫だったようだ。
グレン「治癒ってのは、ただ力を流し込めばいいってもんじゃねぇ」
「相手の状態を見て、必要な分だけ使う。それが技術だ」
蒼「...難しい」
グレン「当たり前だ。だから訓練するんだ」
二回目、三回目
リスの治療。
今度は慎重に、少しずつ魔力を流す。
足の傷が塞がっていく。
リス、元気に走り出す。
蒼「...できた」
グレン「いい感じだ。次」
ウサギの治療。
病気は傷とは違う。体内の異常を治さないといけない。
蒼、集中して手を当てる。
【真実を見抜く眼】が、ウサギの体内の状態を視る。
内臓に炎症。
蒼「ここが...悪いのか」
イメージする。炎症が治まる様子を。
緑の光。
ウサギの呼吸が楽になる。
グレン「...すげぇな。体内の異常まで視えるのか」
蒼「この眼で...なんとなく」
グレン「その眼も、お前の才能だ。大事にしろ」




