第66話:能力の実演
アルヴィンの要請
アルヴィン「ところで、君の【絆の再生】を見せてもらえるか?」
「どんな力なのか、理解しておきたい」
蒼「わかりました」
広場に、援軍のメンバーが集まる。
小規模な実演
蒼「では、少し怪我をしてもらえますか?」
カイル「俺がやるよ!」
ナイフで自分の腕に浅い傷をつける。
カイル「いてっ!」
蒼、カイルの腕に手を当てる。
緑の光。
傷が瞬時に治る。
カイル「おお! すげぇ!」
オスカー「...基本的な治癒魔法だ。特別には見えない」
【絆の再生】の発動
蒼「では、こちらを」
目を閉じて集中。
【絆の再生】を発動。
ただし、村人たち限定で。
村で訓練していた村人たちの疲労が一斉に回復
村人F「え!? 疲れが取れた!」
村人G「筋肉痛も消えた!」
遠くにいる村人たちまで、一斉に回復している。
援軍の驚愕
オスカー「!? まさか...範囲治癒魔法!?」
「しかも、この範囲...村全体!?」
セリア「信じられない...こんなこと、できるの!?」
エドガー「...見たことがない。こんな治癒魔法」
リディア「これが【絆の再生】...」
アルヴィン「...なるほど」
「確かに、【黒き月】が狙うわけだ」
「この力があれば、軍隊全体を支えられる」
蒼の説明
蒼「ただし、制限があります」
オスカー「制限?」
蒼「信頼関係がないと、効果が薄いんです」
「今、回復したのは村人たちだけ」
「皆さんには、まだ効果がありません」
実際、援軍のメンバーには効果が出ていない。
オスカー「信頼関係...?」
蒼「はい。絆を魔力源とするスキルなので」
「絆がない人には、効果が薄いんです」
研究者の興味
オスカー、目を輝かせる。
オスカー「素晴らしい! これは画期的だ!」
「治癒魔法と精神的な繋がりを組み合わせるなんて...」
「ぜひ、詳しく研究させてくれ!」
蒼「は、はい...」
オスカーの熱量に圧倒される。




