第4話:朝の目覚め
小屋の中朝日が窓から差し込む蒼、目を覚ます。一瞬、どこにいるのかわからない。
蒼「...ここは」
周囲を見渡す。木造の小屋。暖炉の残り火。
グレンのベッドは空。
蒼の独白:「夢じゃなかった...本当に異世界に来たんだ」体を起こす。【真実を見抜く眼】が勝手に発動視界が変化する。
小屋の木材から生命の気配が視える。
埃の一粒一粒まで鮮明に。
蒼「うっ...」頭を押さえる。情報量が多すぎる。
蒼「これ、どうやって止めるんだ...」目を閉じると、少し楽になる。
蒼、小屋の外に出る。
グレンの姿はない。
テーブルの上に、パンと水、そしてメモ。
メモの内容
『狩りに行く。勝手に森に入るな。すぐ戻る。- グレン』
文字は荒々しいが、読みやすい。
蒼「...置いていかれた」
少しの寂しさ。
しかし同時に
蒼の内心:
「でも、逃げられるってことは、信用されてないってことか」
「...当然か。昨日会ったばかりだし」
小屋周辺の探索
蒼、小屋の周りを歩く。
森の中の小さな空間。
井戸、薪の山、小さな畑。
畑には見慣れない野菜。
蒼「これ、何だろう...」
手を伸ばそうとした瞬間—
【真実を見抜く眼】が反応
野菜から毒の気配を感知。
蒼「!? 毒?」
慌てて手を引っ込める。
蒼「危なかった...この眼、便利だけど怖い」
小動物との遭遇
小屋の裏で、小さなリスのような生物を発見。
茶色い毛並み。しかし尻尾が二本ある。
蒼「...リス? でも尻尾が...」
生物が蒼に気づき、ビクッとする。
【真実を見抜く眼】が感情を読み取る
青い色のオーラ=恐怖
蒼「怖がってる...」
蒼、しゃがんで手を伸ばす。
蒼「大丈夫、何もしないよ」
生物、警戒しながらも近づく。
蒼の手に鼻を近づける。
その瞬間
生物の足に、古い傷があることに気づく。
傷口は塞がっているが、痛々しい。
蒼「...痛かっただろうな」
無意識に、手を傷に近づける。




