第37話:エリシアとの会話
宿屋で
エリシアと蒼、宿屋で話す。
グレンも同席。
エリシア「転生者は、時々この世界に現れるの」
「特別な力を持って」
蒼「...あなたも、そういうことを知ってるんですか」
エリシア「王都の治癒師ギルドに所属してるからね」
「色々な情報が入ってくる」
グレン「で、お前の目的は何だ?」
エリシア「蒼をスカウトしに来たの」
蒼「スカウト...?」
王都への誘い
エリシア「王都の治癒師ギルドに入らない?」
「あなたの才能があれば、すぐにトップクラスの治癒師になれる」
「報酬も、名声も、すべて手に入る」
蒼「...」
エリシア「ここにいても、あなたの才能は埋もれるだけよ」
「王都なら、もっと高度な技術を学べる」
「もっと多くの人を救える」
グレン「...」
蒼、迷う表情。
蒼の答え
蒼「...ありがとうございます。でも」
エリシア「でも?」
蒼「俺は、ここにいたいです」
エリシア「どうして? 王都の方が、もっと...」
蒼「ここには、俺を必要としてくれる人たちがいます」
ミラのこと、村人たちのことを思い出す。
蒼「それに、グレンさんがいます」
グレンを見る。
蒼「まだまだ、学ぶことがたくさんあります」
グレン「...蒼」
エリシア「...そう」
残念そうな表情。
エリシア「あなたは、優しいのね」
エリシアの助言
エリシア「でも、一つだけ忠告させて」
蒼「?」
エリシア「あなたの力、危険な人たちに狙われるかもしれない」
蒼「危険な人たち...?」
エリシア「この世界には、治癒師を利用しようとする者がいる」
「戦争の道具にしたり、奴隷にしたり...」
「特に、あなたみたいに強力な治癒師は」
グレン「...」
蒼「俺を...?」
エリシア「気をつけて。もし何かあったら、これを」
小さな水晶を渡す。
エリシア「これに魔力を流せば、私に連絡が届く」
「王都から駆けつけるわ」
蒼「...ありがとうございます」




