第31話:魔法の訓練
訓練の後半、魔法の訓練に移る。
グレン「まず、魔力のコントロールを学ぶ」
「お前の魔法は強力だが、荒削りだ」
小さな石を置く。
グレン「この石を、魔力だけで動かせ」
蒼「え...治癒魔法じゃなくて?」
グレン「魔法の基礎は魔力操作だ。これができないと、繊細な治療はできない」
蒼、手を石に向ける。
集中する。
しかし、石は動かない。
蒼「...動きません」
グレン「当たり前だ。最初はそんなもんだ」
「魔力を、糸のように細く、繊細に操る」
「荒い力じゃなく、優しく、丁寧に」
繰り返しの訓練
1時間、2時間。
蒼、額に汗を浮かべながら集中し続ける。
石は微動だにしない。
蒼「くそ...なんで...」
グレン「焦るな。魔力は心の状態に左右される」
「お前、今イライラしてるだろ?」
蒼「...はい」
グレン「それじゃダメだ。心を落ち着かせろ」
蒼、深呼吸。
心を静める。
もう一度、手を石に向ける。
今度は優しく、石に語りかけるように。
石が、わずかに揺れる
蒼「!? 動いた!」
グレン「そうだ、その調子だ」
【真実を見抜く眼】との連携
グレン「お前の眼を使え」
蒼、【真実を見抜く眼】を発動。
石の周りに、魔力の流れが視える
蒼「視えます...魔力の流れが...」
グレン「それを操るんだ」
蒼、視える魔力の流れに沿って、自分の魔力を流す。
石が浮き上がる
蒼「浮いた!」
グレン「いい感じだ」




