第30話:訓練の始まり
早朝の森夜明け前、まだ暗い森
グレンの声「起きろ、蒼」
蒼、布団から引きずり出される。
蒼「うぅ...まだ暗いですよ...」
グレン「冒険者は早起きだ。これからは毎日この時間に起きる」
蒼、眠い目をこすりながら外へ。
外はまだ暗く、肌寒い。
グレン「まず、基礎体力をつける。走れ」
蒼「え、今から?」
グレン「今からだ」
ランニンググレンと蒼、森の中を走る。
グレンは余裕の表情。
蒼は息が上がっている。
蒼「はぁ...はぁ...! グレンさん...待って...!」
グレン「魔法使いだからって、体力がいらないわけじゃねぇ」
「魔力は体力と直結してる。体が弱けりゃ、魔法も弱い」
蒼「そう...なんです...か...」
グレン「当たり前だ。だから走れ」
30分のランニング。
蒼、最後は膝に手をついてゼーゼー言っている。
グレン「休憩は5分だ。次は筋力トレーニングだ」
蒼「え...まだやるんですか...」
グレン「当たり前だ」
グレン「腕立て伏せ100回」
蒼「100!?」
グレン「できないなら、できるまでやる」
蒼、頑張るが30回で限界。
蒼「無理です...」
グレン「じゃあ、休んだらまた30回。それを繰り返す」
蒼「鬼...」
グレン「何か言ったか?」
蒼「いえ、何も...」
グレン「スクワット200回」
蒼「絶対無理です!」
グレン「じゃあ、できるまで」
蒼の悲鳴が森に響く。




