第197話:森への潜入
翌日、北の森
蒼とリリア、森の入口に立つ。
後方には、アルヴィンたちが隠れている。
アルヴィン(小声)「合図があるまで、待機」
「何があっても、飛び出すな」
騎士たち「了解」
蒼とリリア、森に入る。
深い森。
木々が鬱蒼と茂っている。
蒼、【真実を見抜く眼】で周囲を探る。
視えたもの:
森の奥に、大量の人の気配
【暁の刃】のメンバー
そして、小さな生命力
蒼「ミラがいる...」
「森の奥だ」
敵のアジト
森の奥、開けた場所。
仮設のテントがいくつか。
黒いローブを着た人物が30人以上。
中央に、一人の男。
新組織【暁の刃】のリーダー
ダーク
40代の男性。
鋭い目つき。
残忍な雰囲気。
ダーク「よく来たな、治癒師」
蒼「ミラをどこに!?」
ダーク「焦るな」
手を挙げる。
部下が、ミラを連れてくる。
ミラ
手足を縛られている。
口に猿ぐつわ。
怯えている。
蒼「ミラ!」
ミラ、蒼を見て涙を流す。
ダーク「娘は無事だ」
「今のところはな」
蒼「約束通り、俺は来た」
「ミラを解放しろ」
ダーク「ふむ」
「だが、条件がある」
蒼「条件...?」
ダーク「お前の【絆の再生】」
「我々のために、使え」
蒼「何...?」
ダーク「我々の戦士たちを強化しろ」
「お前の力で、我々を最強の軍団にする」
「それができれば、娘は返す」
リリア「ふざけないで!」
「蒼の力を、悪用するなんて」
ダーク「選択肢はないぞ」
「従うか、娘が死ぬか」




