第196話:ミラの誘拐
グレンの説明
グレン「昨夜、黒いローブの奴らが襲ってきた」
「50人以上だった」
「俺と村人たちで、必死に戦った」
グレン「だが、奴らの狙いは...」
「最初から、ミラだったようだ」
蒼「ミラを...? なぜ...?」
グレン「わからねぇ」
「だが、奴らのリーダーが言ってた」
「『治癒師をおびき出すための餌だ』って」
蒼「...俺を...?」
リリア「つまり、ミラちゃんは人質...」
グレン「ああ」
「俺は、必死に止めようとしたが...」
「力及ばず...」
悔しそうに拳を握る。
蒼「どこに連れて行かれたんですか!?」
グレン「北の森の奥だと言ってた」
「『三日後、治癒師が一人で来い』と」
「『来なければ、娘は殺す』と」
蒼、立ち上がる。
蒼「行きます」
リリア「蒼...」
蒼「ミラを助けないと」
「俺のせいで、ミラが...」
グレン「蒼、待て」
「罠だ」
「お前をおびき出して、捕らえるつもりだ」
蒼「わかってます」
「でも、行かないわけにはいかない」
アルヴィンの作戦
アルヴィン、小屋に入ってくる。
アルヴィン「話は聞いた」
「蒼、一人で行くつもりか?」
蒼「はい」
アルヴィン「馬鹿を言うな」
「それこそ、敵の思う壺だ」
蒼「でも...」
アルヴィン「我々も行く」
「ただし、作戦を立てる」
アルヴィン「蒼が囮として森に入る」
「その間に、我々が周囲から包囲する」
「ミラを救出したら、一斉に攻撃」
カイル「それしかないな」
蒼「...わかりました」
リリア「私も一緒に行く」
蒼「リリア...」
リリア「一人にはさせない」
「私たち、パートナーでしょ?」
蒼「...ありがとう」




