第20話:夜の襲撃
夜。
村の入口で警備をしている男。
男「...ん?」
遠くから、何かの気配。
木々が揺れる。
男「誰だ?」
赤く光る複数の目
魔物の群れ。
男「!? 魔物だ! 魔物の群れが来るぞ!」
鐘を鳴らす。
村中に警報が響く。
蒼とグレンの反応
宿屋。
蒼、鐘の音で目を覚ます。
蒼「何...?」
グレン、すでに武装している。
グレン「魔物の襲撃だ」
蒼「魔物!?」
グレン「お前はここにいろ」
蒼「でも...!」
グレン「お前はまだ戦えねぇ。足手まといになるだけだ」
そう言って、外へ飛び出す。
蒼、窓から外を見る。
村人たちが武器を持って集まっている。
そして—
広場にいるミラの姿。
一人、怯えている。
蒼「ミラ...!」
蒼の決意
蒼、迷う。
蒼の内心:
「グレンさんは行くなって言った」
「でも...」
ミラの怯える顔。
「守るって、約束したんだ」
「逃げられない」
蒼、部屋を飛び出す。
村の入口警報の鐘が鳴り響く村人たちが武器を持って集まる。
村長「全員、持ち場につけ!」
男たち、槍や剣を構える。
女性や子供たちは家の中へ避難。
森の奥から迫る気配木々が揺れる。
地面が振動する。
村人A「来るぞ...!」
魔物の群れが現れる狼型の魔物、10匹以上。
体長2メートル。黒い毛並み。赤く光る目。
先頭の魔物が咆哮する。ガオォォォォ!
村人たち、恐怖に震える。
グレンの戦闘グレン、最前線に立つ。
グレン「俺が食い止める! 村人は後ろで援護しろ!」
大剣を構える。魔物の群れが襲いかかる。
グレンの一閃大剣が魔物を薙ぎ払う。
一匹、二匹と倒していく。
しかし、数が多い。
グレン「くっ...きりがねぇ!」
魔物の爪がグレンの腕を掠める。
血が飛ぶ。
グレン「!?」
広場でのミラ
避難が遅れたミラが、一人で立ち尽くしている。
魔物の咆哮に怯えている。
ミラ「怖い...怖いよ...」
足が動かない。
フラッシュバック数ヶ月前の記憶。
魔物に襲われる家族。
父親と母親の悲鳴。
ミラ「やめて...! やめて!」
現在に戻る。
ミラ、地面に座り込んで震えている。
魔物がミラを狙う一匹の魔物が、防衛線を突破。
広場に侵入する。魔物、ミラを見つける。
赤い目が、ミラを捉える。
低い唸り声
ミラ「あ...」
魔物、ミラに向かって走る。
ミラ「いや...いやぁぁぁ!」




