第180話:正式な要請
ギルド本部、数日後
蒼とリリア、エリシアの部屋に呼ばれる。
部屋には、見知らぬ人物が二人。
一人目:中年の男性
立派な服装。
威厳のある顔つき。
外交官のような雰囲気。
二人目:若い女性
メイドの服装。
しかし、気品がある。
エリシア「蒼、リリア」
「紹介するわ」
「こちらは、アルテミス王国の宮廷顧問、ヴィクター卿」
ヴィクター、立ち上がる。
ヴィクター「初めまして」
「私は、アルテミス王国から参りました」
蒼「アルテミス王国...」
エリシア「この国の東、5日の距離にある大国よ」
「人口50万人」
「この地域で最も力のある国の一つ」
ヴィクター「実は、王女殿下が病に倒れまして」
「我が国の治癒師では、治せません」
「そこで、噂に聞く【絆の再生】を持つ治癒師に」
「お願いしたく参りました」
蒼を見る。
リリア「王女の病...どのような症状ですか?」
ヴィクター「それが...」
「原因不明なのです」
「高熱、幻覚、そして」
「時折、意識を失う」
ヴィクター「発症してから、すでに一ヶ月」
「このままでは...」
言葉に詰まる。
もう一人の来訪者
女性、前に出る。
女性「私は、エレナ」
「王女殿下の侍女です」
「お願いします...」
深く頭を下げる。
エレナ「王女殿下を...助けてください」
蒼とリリア、顔を見合わせる。
蒼「...わかりました」
「行きます」
リリア「私も」
エリシア「ありがとう」
「これは、国家間の重要な案件よ」
「アルテミス王国との関係も深まる」
「よろしくお願いします」




