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第166話:グレンとの夜話
焚き火の後
歓迎会が終わり、蒼はグレンと二人で話す。
グレンの小屋の前。
星空の下。
グレン「リリア、いい子だな」
蒼「はい」
グレン「お前を、本気で想ってる」
「目を見ればわかる」
蒼「...グレンさん、俺...」
グレン「ん?」
蒼「俺、この世界に来て」
「本当によかったと思ってます」
「元の世界では、全部失って」
「絶望してました」
蒼「でも、ここで」
「グレンさんに出会って」
「ミラに出会って」
「そして、リリアに出会って」
「生きる意味を、もう一度見つけられました」
グレン「...そうか」
「お前が幸せなら、俺も嬉しい」
蒼「ありがとうございます」
「グレンさんがいなかったら」
「今の俺はいません」
グレン、蒼の肩を叩く。
グレン「お前は、俺の誇りだ」
「立派な治癒師になった」
「そして、立派な男になった」
蒼「...」
涙が溢れる。
グレン「泣くな」
「お前、もう一人前だろ」
蒼「すみません...でも、嬉しくて」
グレン「ふん」
でも、グレンも目が潤んでいる。




