第138話:回復の日々
一週間後クロウ城での戦闘から一週間。
蒼は、ギルドの寮で休養していた。
あの日、【絆の再生】を限界まで使ったため、魔力の回復に時間がかかっている。
朝の目覚め蒼、ベッドで目を覚ます。
体は、以前より軽い。
蒼「...だいぶ、回復したかな」
起き上がり、窓を開ける。
王都の朝の光景。活気のある街。
ノック
リリア「起きてる?」
蒼「リリア? 入って」
リリア、トレイを持って入ってくる。
朝食が載っている。
リリア「朝ごはん、持ってきたわ」
蒼「ありがとう。でも、毎日悪いね」
リリア「気にしないで」
「あなたは、私たちを守ってくれたんだから」
机に朝食を置く。
朝食を一緒にリリアも椅子に座る。
二人で朝食。
リリア「体調は?」
蒼「だいぶいいよ。もう動けると思う」
リリア「無理しないでね」
「魔力切れは、下手すると命に関わるんだから」
蒼「わかってる」
リリア「...」蒼を見つめる。
蒼「どうしたの?」
リリア「あの時、本当に怖かった」
「あなたが倒れた時」
「もう目を覚まさないんじゃないかって」
蒼「...ごめん、心配かけて」
リリア「謝らないで」
「あなたのお陰で、みんな助かったんだから」
リリア、少し顔を赤らめる。
リリア「それに...」
「私、あなたがいないと...困る」
蒼「リリア...」
リリア「と、とにかく!」
立ち上がる。
リリア「ちゃんと食べて、休んで」
「また後で来るから」
慌てて部屋を出る。
蒼、微笑む。蒼の独白:
「リリア...」
「変わったなぁ」
「最初は、あんなに冷たかったのに」
「今は、こんなに優しい」




