第121話:呪いとの戦い
治療開始
蒼、セシリアの手を握る。
【絆の再生】を発動。
しかし—
今回は、セシリアとの絆がない。
蒼の内心:
「絆がない...力が弱い...」
「でも...」
蒼、目を閉じる。
セシリアの魂に語りかける。
蒼の声(心の中):
『セシリアさん』
『まだ、生きたいですか?』
『お父さんと、もっと一緒にいたいですか?』
セシリアの意識が反応する。
微かな声:
『...お父さん...』
『もっと...一緒に...』
蒼『なら、戻ってきてください』
『俺が、手を引きます』
緑と金の光が強くなる
蒼の【絆の再生】が、セシリアの魂に繋がる。
呪いの鎖が、光に包まれる。
呪いの抵抗
しかし、呪いも抵抗する。
黒い魔力が蒼に逆流してくる。
蒼「うっ...!」
体が冷たくなる。
呪いが、蒼に侵入しようとする。
リリア「蒼!」
駆け寄る。
リリア「無茶しないで!」
蒼「大丈夫...まだ...!」
汗が流れる。
エリシア「リリア、あなたも手伝って」
リリア「でも、私には...」
エリシア「呪いを直接は治せなくても」
「蒼を支えることはできるわ」
リリア「...!」
リリアの支援
リリア、蒼の背中に手を当てる。
青白い光。
リリアの魔力が、蒼に流れ込む。
蒼「リリア...」
リリア「一人で戦わないで」
「私も、一緒に戦う」
蒼「...ありがとう」
二人の魔力が合わさる。
緑と青白の光が混ざり合い、より強力になる。
呪いの鎖が、少しずつ崩れていく。
呪いの正体
呪いが弱まると、蒼の【真実を見抜く眼】に何かが視える。
呪いに込められた、記憶の断片。
視えたもの:
黒いローブを着た人物
セシリアに近づく影
「お前の父は、我々の邪魔をした」
「これが、報いだ」
【黒き月】の紋章
蒼「!? これは...【黒き月】の仕業...!」
呪いの解除
蒼とリリアの力で、呪いの鎖が完全に砕ける。
パリン!
黒い鎖が消滅。
セシリアの魂が、光に包まれる。
セシリア、目を開ける。
セシリア「...お父様...?」
ロバート「セシリア!」
娘を抱きしめる。
ロバート「よかった...本当によかった...!」
涙を流す。
蒼とリリア、疲れて座り込む。
リリア「やったわね...」
蒼「はい...」
二人、微笑み合う。




