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第110話:疫病の実態
村長の家で
状況の説明
村長、震える手でお茶を出す。
村長「一週間前から、この病が広がり始めた」
「最初は一人だけだったが...」
「今では、村の半分以上が感染している」
蒼「半分以上...!?」
村長「100人の村で、60人が病気だ」
「すでに...5人が亡くなった」
リリア「症状を詳しく教えてください」
村長「最初は高熱」
「それから、全身に赤い発疹」
「咳が止まらなくなり、呼吸が苦しくなる」
「そして...」
言葉に詰まる。
村長「体が動かなくなり...死んでいく」
蒼、拳を握りしめる。
不審な点
リリア「この村、最近何か変わったことは?」
村長「変わったこと...?」
リリア「旅人が来たとか、井戸水が濁ったとか」
村長「そういえば...」
「一週間前、黒いローブを着た旅人が来た」
蒼とカイル「!?」
村長「その人、村の井戸を見て、何か呟いて去って行った」
「その翌日から、病気が始まった」
カイル「【黒き月】だ...」
「間違いない」
リリア「井戸を調べる必要があるわね」
蒼「でも、まず患者さんたちを...」
リリア「...そうね」
「治療が先」




