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第104話:リリアの実力
訓練場へ
リリア、蒼を訓練場に連れて行く。
リリア「ここで、実力を見せる」
訓練用のダミー人形がある。
様々な「傷」を設定できる。
デモンストレーション
リリア、ダミーに手を当てる。
リリア「設定:内臓損傷、複数箇所」
ダミーが反応する。
赤く光る。
リリア「では、治療」
手から淡い青白い光。
わずか30秒
ダミーの光が消える。
完治の合図。
蒼「!? 30秒で...?」
リリア「これが、上級治癒師の実力」
「私の魔力操作は、ギルドで一番精密」
「あなたも、いつかここまで来れるといいわね」
上から目線。
蒼の挑戦
蒼「...俺も、やってみます」
リリア「あら、やる気ね」
「いいわ。同じ設定でどうぞ」
蒼、ダミーに手を当てる。
設定:内臓損傷、複数箇所。
ダミーが赤く光る。
蒼、【真実を見抜く眼】で「傷」を視る。
そして、治療開始。
集中。
グレンとアルヴィンの訓練を思い出す。
「速く、しかし丁寧に」
緑の光。
45秒で完了
ダミーの光が消える。
蒼「...45秒」
リリアには及ばない。
リリア「まぁ、初めてにしては悪くない」
「でも、私には遠く及ばないわね」
蒼「...くっ」
悔しい。
リリア「私は、生まれながらの天才」
「あなたは、努力型」
「天才には、追いつけない」
冷たく言い放つ。




