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第99話:懐疑的な反応
一人の治癒師の声
壇上近くにいた治癒師が立ち上がる。
30代の男性治癒師
厳格な顔つき。
胸の紋章は上級治癒師。
男性「ギルド長、失礼ですが」
エリシア「何かしら、ダリウス?」
ダリウス「その少年の実力、本当に正式治癒師に相応しいのでしょうか?」
「この場で証明していただきたい」
どよめきが大きくなる。
エリシア「...ダリウス、それは」
ダリウス「私は、規則を重んじます」
「どんな事情があろうと、実力がなければ正式治癒師とは認められません」
「特別扱いは、ギルドの秩序を乱します」
治癒師たちの中から、同意の声。
治癒師K「確かに」
治癒師L「実力を見せてもらいたいわ」
エリシア、蒼を見る。
エリシア「蒼...」
蒼「大丈夫です」
前に出る。
蒼「実力を証明します」
ダリウス「ほう、度胸はあるようだな」
「では、試験を行おう」




