第10話:翌朝の決意
朝食
グレンが作った朝食。
焼いたパンとスープ。
二人、黙々と食べる。
グレン「今日から、村に行くぞ」
蒼「村...?」
グレン「ああ。お前の魔法、実戦で使う時だ」
蒼「実戦...?」
グレン「人を治すんだよ。それがお前の修行だ」
蒼、不安そうな顔。
グレン「怖いか?」
蒼「...はい」
グレン「当たり前だ。でも、やらないと始まらねぇ」
蒼「...わかりました」
出発前
小屋を出る前。
グレンが蒼に古いローブを渡す。
グレン「これ着ろ。治癒師っぽく見える」
蒼、ローブを羽織る。
少し大きいが、温かい。
グレン「似合ってるぞ」
蒼「...ありがとうございます」
グレン「いいか、村の奴らは最初、お前を警戒するかもしれねぇ」
「でも、気にすんな。お前の魔法を見りゃ、わかってくれる」
蒼「...はい」
内心、不安でいっぱい。
しかし—
蒼の独白:
「グレンさんが一緒なら...大丈夫かもしれない」
森の道
二人、村に向かって森を歩く。
蒼、グレンの背中を見ながら。
蒼の独白:
「この人、なんで俺にここまでしてくれるんだろう」
「見返りも求めず、ただ教えてくれる」
【真実を見抜く眼】で、グレンの心を視る。
そこにあるのは:
深い後悔
誰かを救いたいという切実な願い
そして、蒼への期待
蒼の内心:
「この人も、何かを失った」
「だから、俺を見捨てられないのか」
「...なら、俺も応えないと」
村が見えてくる
森を抜けると、小さな村が見える。
木造の家々。畑。井戸。
人々が働いている。
蒼「あれが...村」
グレン「ああ。ここの奴らは、いい奴らだ」
「お前も、すぐ馴染めるさ」
蒼、深呼吸。
蒼の内心:
「怖い...でも」
グレンの背中を見る。
「この人がいるなら、やってみよう」
グレン「行くぞ」
蒼「はい」
二人、村に向かって歩き出す。




